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あの日、パリの街で [コミック(ハーレクイン)]

あの日、パリの街で
浜口奈津子/ダイアナ・パーマー

作画は、結構オトナっぽいお話を他でも描かれている浜口奈津子さん。私は彼女のお描きになる男の人がかっこよくて結構好きです。このお話のピアスも過去に痛みを持っている憂いた顔を見せる人で、それがとても魅力的です。

二人の出会いは題名の通り、フィニッシングスクールでパリにいたブリアンヌは、街でペンダントを落した男にそれを届けようと道路に飛び出します。それを助けてくれたのはペンダントの主でした。そのロケットには結婚式の写真が入って居て、その幸せそうな様子にブリアンヌは羨ましさをあらわにします。ところが、「捨ててくれて良かったのに」という男の冷たい言葉に「素敵な旦那様だとおもったに。伴侶を大事にしないなんて最低よ!」と捨て台詞をあびせます。
後日夜、娼婦をつれた彼をみかけたブリアンヌは、娼婦を追い払い彼に声をかけます。彼は泥酔していて彼女に「娼婦の代わりをきみがしてくれるのか」といいキスをします。酔っていることを承知でブリアンヌは彼を一夜をともにしてしまいます。

ストーリーがサスペンスがらみなので、結構展開が早いお話です。普通にこの二人を説明してもなかなか良さが伝わらないかもしれません。過去の傷のため心を凍らせてしまったピアスをブリアンヌが優しく包んで行く様子にちょっと感動させられます。ブリアンヌの母親の話、ピアスの亡くなった妻の本当の愛など、色んなタイプの女性が出てきて、比べるといろいろ考えさせられます。まあ…私はブリアンヌの母親みたいにはなりたく無いな…。
フィリップの存在もピアスに愛を蘇らせる大きなきっかけをあたえてくれていますよね。彼も幸せになればいいのに…。等と、思っていたらこのフィリップが主役のお話が別にあるのを後で知りました。
この作品はMIRAのほうから出ていて、しかも出版はフラワーコミックスだったのですが、ダイアナ・パーマーさんなのでハーレクインの中に含めておきます。

(2016.3.追記)
コミックの絵がどこにもリンクないので貼れませんでしたが、小学館のサイトで浜口さんの名前を検索すると出てきました。
興味のある方は読むこともできるみたいですので、リンクしておきます。

コミック小学館ブックス(あの日、パリの街で)
https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=7035

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コメント 2

なすか

こんな作品が出てたんですね~

…正直言って、『表紙が素敵!!』と思いました。。。
(ちょうどゆんさんとこで表紙議論があったんで…)

普段、書店カバーをつけるんであんまり気にしてないんですけど、素敵なのをみると、考えちゃいますねー
by なすか (2009-11-12 07:18) 

安都士

>なすかさん

そうなんですよ。この表紙わたしも気に入ってました。
この頃の浜口さんの絵はとても好きなんですが、これ以降宙で描かれた作品については、私は辛い点数しかつけられませんでした…。ストーリーにもよるのかなあ…。
ボスが高校生みたいだとヤだしなあ…。

見つめあってる表紙が意外に少ないですよね。私は後ろからヒーローが抱きしめてるのとかも好きですが、ヒーローのカメラ目線流し目は好きじゃないんですよね…。(飽きます)
あと、ヒロインの「どや顔」もあんまり(笑)
by 安都士 (2009-11-12 23:20) 

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