遅すぎた初恋

遅すぎた初恋―テキサスの恋 (シルエット・ディザイア (D989))
ダイアナ・パーマー

テキサスの恋シリーズって、実はこれがはじめて読みだったりします。私は途中の巻から読んじゃっても納得の上でだったら全然気にならないので、これを買ってしまいました。だって、100円だったんだもん（理由はそれか！？）
コミックのほうでは千村青さんがマンガにしているんですが、残念ながらまだ本にはなっていません。
雑誌を買わない派の私は、単行本になってからしか読まないと決めていたので…今となってはちょっと残念です。

さて、お話はハート兄弟の５番目レイナードとメレディスとのおはなし。
ハート兄弟というとビスケットが大好きな兄弟という設定で、それがよく話題にも出てきます。
強盗現場に居合わせてしまったハロウィンパーティーの帰り道、怒号で相手をひるませたメレディスは被害者の彼の携帯電話で救急車を呼び、彼の弟に連絡をとった。ところが、そのパーティー服をみて被害者の弟レイナード（レイ）は彼女を娼婦だと決めつけて強盗の犯人だとも決めつけた。

ふー。ダイアナさんのヒーローって聞く耳もたない、思いこみ激しい、女性で酷い目にあってる（笑）っていう男前が多いですよね。繊細なんだろうけど、自分が傷つき易いのを女性のせいにすんな！って思ってしまう時があります。
このシリーズ。はじめて読みましたが好きだと言う人が多い理由がなんか解りましたよ。だって、ヒーローの翻弄加減がもう絶妙。レイはメレディスがお兄さんに取られてしまわないかと焦りまくってたり、そうかといえば、彼女の前ではそれはもうツンデレ過ぎる態度で笑えます。
メレディスが暴力を受けているといった女性がかわいそうな設定も多いなあ。だけど、このメレディス、私が読んだハーレクインの話の中では戦う女性…どう表現したら良いのかな…恋愛は同等を実行？女性が恋愛の主導権を持ってもぜんぜんいい？みたいな。
彼が彼女の言葉に揺れまくっているのを解っててわざとの発言をしてみたり、自分から結婚してとプロポーズしたり。
凄く魅力的な女性でした。こういう女性もダイアナさんのお話には居るんだなあと納得。
ああ、でも「大人への階段」のヒロインもそうだったっけ（笑）ダイアナさんのお話が好きっておもえるのはそういう部分かもしれないなあ。

タグ：ダイアナ・パーマー