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聖なる夜に口づけを(狼たちの休息ⅩⅥ) [小説(ハーレクイン)]

聖なる夜に口づけを (ハーレクイン・スポットライト)
聖なる夜に口づけを (ハーレクイン・スポットライト)
リアン・バンクス/ビバリー・バートン

季節ものを無視する私。あまり気にせず暑い時に寒い時期の話を読んだりします。
元々この本は、リアンの作品を集めていてお友達が収集してきてくれたものの1冊です。1冊に2人の作家さんのお話が収録されているという1冊。いっぺんに2作の感想を書くのは勿体無いので2日にわけて感想書きたいと思います。

「聖なる夜に口づけを」ビバリー・バートン
フェイスはクリスマスイブに運命の人を待っていた。2ヶ月前誘拐犯から救ってくれたボディガードのワースと愛を交わし、その証が彼女のなかに宿ったことを告げる最高のプレゼントを持って。しかし、いくらまてど、ワースは姿を見せなかった。愛されていると思っていたのに…。フェイスは絶望を感じて彼女は彼の名前をささやいた。

えっと「狼たちの休息ⅩⅥ」とあるので、シリーズの1作なのですね。私はなにげにこの作家さんの作品は初読みで、このシリーズの名前は聞いたことがありました。(しまった、昨日いった古本屋にこのシリーズの本があったわ…明日纏め買いよ)
ボディガードもの、サスペンスな事件がらみという作品は結構好きなハーレクインのジャンルで、読み始めて一気に読んでしまいました。助けにきてくれた男性に恋をしてしまうフェイス。バージンのまま死にたくないと彼に愛してほしいというフェイス。いまなら「つりばし恋愛」ということもよくわかりますが、願いを叶えたワースがその後でフェイスに恋に落ちているという話。しかし、自分が彼女に相応しくないと思って事故で待ち合わせにいけなかった理由があるのに弁明せずフェードアウト。ハーレクインの男性の自分勝手な理屈の典型ですよね。
しかし、それによって再び起こった事件で自らの命を削る思いで彼女を支えることになるワース。もう十分彼のほうが彼女無しでは生きていけなくなってるじゃないのと思いつつラストまで読み終えました。
私がお気に入りはフェイスの親友ジョディ。彼女が私の言いたいことをずばずばワースに言ってくれるのが気持ちよかった(笑)
ちょっと残念だったのは「グリーンヴィルの殺人鬼」の顛末が思っていたよりもあっさりとしてて、もっと捻りがあってもなあと思ってしまったことでした。まあ…いままで捻りがありすぎるサスペンスもどきを読みすぎてて自分の予測が外れたから残念というだけのことであったりして…。

では、これにつづく「イブの憂鬱」はまた明日。
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