弱虫リザウンド

弱虫リザウンド (アルファポリスCOMICS)
夜宵草

去年から急激にはまり込んだ歌い手さんの世界。いきさつは割愛するとして、そんなわけでボカロＰさんもさんざん聞きまくっているという話をお友達にしたところ、この本を譲っていただきました。
2014年発行なのですね…あー、超全盛期じゃないですか。この頃はまだ、歌ってみたうざいとか言ってた頃なので、それを思うと反省しております。
（ようつべを見るのは、メジャーデビューされている方の過去のＰＶ目的だったりしたので、本人じゃないのがヒットするのが相当めんどくさかった上での発言でした）

お話の主役は新人のボカロＰの大学生。林田くんは一定のファンが居ながらも爆発的ヒットになる動画はなく、再生回数が伸びないことをちょっと気にしている。彼が大学で所属している音楽サークルは、部長の人気ボカロＰの先輩を筆頭に、動画作成者やら絵師、歌い手さんなどが居て自分だけなんだか地味…と思っている。そんな時に学科の飲み会でカラオケに行ったときに素晴らしく惹かれる歌声の持ち主姫野さんとであう。彼女の声に惚れ込んでしまった林田くんは自分の歌姫になってほしいという。

んー？どっかで聞いたような話。ｗ
作り手側さんのいろんな話はあまり動画とか見ないようにしてた頃があって、そういうのも最近見たり読んだりするようになったので印象変わったのだけど、この本を読んでその辺りがよくわかりました。そうだよねえ…うん、うなずけるところがいくつかありました。聞く側って勝手な相手の印象を作ってファンになるので、ほんと勝手なこと言うんですよ。
そういう部分を乗り越えていける人が見ることのできる場所が、トップになっていく人たちなんだろうなあと思います。今でも、葛藤しながら、自分の声好きじゃないという歌い手さんもちょくちょく見かけますけど、その声が良いんですというファンのコメントに支えられると…。かくいうわたしも、推しが数名いるので、できる限り声を届けるようにしていますよ。
この本読んでよかった。譲ってくれたお友達ありがとう。
夜宵草さん、初読みでした。ほかにも本出されているんですかね？検索したら出てきたんで気になってます。

タグ：夜宵草

いきなりクレージー・ラブ

いきなりクレージー・ラブ (Eternity COMICS)
柚和杏/桧垣森輪

最近このレーベルの本思わず手に取ってしまう。結構設定が気になるものが多かったりして、絵も好みの人が多くて困る（買いたくなるという意味です）

電車の中で痴漢を躊躇なく捕まえてしまうサムライ王子と呼ばれる本郷真純はれっきとした女子。でももうすぐ彼氏いない歴年齢の２９歳を迎えてしまう。そんな時に、もう一人の正統派王子と呼ばれる入社４年目のエース如月達貴とパートナーを組む仕事になり達貴のペースに乗せられつつプライベートを一緒に過ごすことになった真純は酔って一夜を共にしてしまうことになってしまう。
なんか、一過性かもなんだけど年下カップルの波がめっちゃ来てて、手に取る本がそういうのばっかでもう笑えてしまう。
年下くんのずっと好きでしたパターンで暴走パターンかと思っていたら、結構本格的な王子様パターンでしたね。片意地はってきた女性は、緊張の糸を緩めるタイミングが解んなくなってるのは本当なんですよね。でも、こんないいタイミングで王子様が来てくれることは、ほぼありませーーーーん！（笑）
結構ラブラブなお話のみの路線かとおもっていたら、ちゃんと問題解決して如月くんの男らしいかっこいい部分もクローズアップしててよかったですね。真純ちゃん可愛くなれてよかったです。
柚和さんの作品、初めてだったんですがとても絵がきれいで好みでスーツ男子かっこよくてよかったです。ほかにも本出されているようなんで、探そうかと思います。

タグ：柚和杏 桧垣森輪

誘惑トップ・シークレット

誘惑トップ・シークレット (Eternity COMICS)
蒼井みづ／加地アヤメ

ちょっと店頭で絵に一目ぼれして買った本です。
社内一のモテ男笹森柊さんは、イケメンだけど女子には冷淡で怖い印象。横家未散ちゃんはそんな彼を怖がっていましたが、あるとき部署異動で彼のアシスタントに抜擢されてあたふた。しかし、思ったよりも仕事の指導などわかりやすくて丁寧で…未散の彼に対する印象はどんどん変わっていきます。そして、彼も今まで見せなかった顔を見せるようになり、周りもびっくりの変化が。あるとき出張で同行した夜に一生一人と嘆く未散にお試しのお付き合いを提案してきた笹森さん。驚きながらも、決心をした彼女は彼のお誘いに乗ってしまうのですが…。
上司との社内恋愛ものですが、ちょいとひねりもあって後半面白いです。
隠れて付き合うことになって、未散に近づいてくる男にヤキモチを妬く笹森さんとか、彼が恋愛をあきらめていた理由とか後半の展開も面白いです。よくあるイケメン上司がドＳだったりするようなところはなく、意外にもラブラブで進むのがほんわかしてていいです。
小説のコミック化なので、そちらもちょっと気になりますね。

タグ：加地アヤメ 蒼井みづ