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山アラシのジレンマ [コミック(花とゆめ・ララ)]

 【中古】少女コミック 山アラシのジレンマ / 遠藤淑子【10P11may10】

山アラシのジレンマ (花とゆめCOMICS)
遠藤淑子

主人公は津野隆太郎。父親がアメリカ人で母親が日本人、しかも物心ついた時から日本育ちで英語は全くからっきし。幼なじみの鮎子ちゃんとつかずはなれずの学園生活。応援団に所属して弱小な部活の助っ人などを行っている。
西村君は、そんな学校に転校してきました。前の学校では元野球部のエースでした。いわくありげな身の上話を聞いて、隆太郎は彼を応援するつもりになるのですが、西村を付けねらう黒服の男たちの存在に気がついてしまった…。
表題作は学園ものです。隆太郎と鮎子の幼なじみ、それに西村が加わって人間関係の距離についてそれぞれが悩んでいたりします。
遠藤さんらしいなあと思う部分は、隆太郎が父の連れ子と言うことがわかる回に、本当の母親が出てくるおはなしとかですかね。このお話の設定とマ逆の関係が「だからパパにはかなわない」という話の親子関係ですヨね。血のつながりがなくても、親子関係は作って行くことができるんだよという遠藤さんの考え方がとてもよく表現されてます。
守るだけでなく、見守るのも親の仕事って…そういえるってすごいですよね。
同時収録になる「改訂男女交際の手引き」はスケバンの恋物語。「四百年前の約束」は最初読んだ時に凄いはなしだなと感激したファンタジーもの。くまがかわいいです。そして、「シンシアリー」はあの「退引町おさがわせ界隈」に出てくる刑事の間柴さんの話しなんですよね…(名前出てきてあーーーーっ!ってったの私だけじゃないはず)
タグ:遠藤淑子
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