漫画家と秘恋トラップ

漫画家と秘恋トラップ (ぶんか社コミックス Sgirl Selection)
駒田ハチ

電子でこの本に収録されている「再会の初恋トラップ」を読んだ後、この本が出版されていることに気が付き購入。そしたら、この表題の作品の存在を知って納得。ああこっちが先だった？

漫画家の蓮見真琴は少女漫画「春風の香る坂」を描いた大人気作家。みつばち書店に勤める高梨奈緒ちゃんはこの作品の大ファンでした。書店に毎日やってくる常連さんとも仲良しで満足の日々。ある日、ある出版社の編集さんが会いにやってきます。「うちの蓮見真琴を助けてくれませんか」その人はなんと毎日やってくる常連さんの神山さんでした。

先に読んでいた「再会の～」がめっちゃツボにはまっていたんで、この先の作品があることに気が付いて喜んで購入しました。奈緒ちゃんに恋する漫画家さんはそれはもう繊細でネガティブさん（笑）いやこれがいい。私はコミック上でのへたれはめっちゃ好きなキャラなんです。
ここに出てくる編集者の板倉くんが２作目の作品に出てくる彼です。しかも、この「春風の香る坂」は彼と付き合っていた岩間小春ちゃんとの思い出が赤裸々に描かれていたという設定。
詳しくは個々でお読みいただきたいところです。あんまりいうと面白味が減るので（笑）
三作目も同じ出版社編集さんと漫画家さんの成長の恋話で、とてもかわいかったです。
駒田さんの作品は、先に書いたように「再会の～」が初読みでこの本を買いました。あとがきを見ると、まだ数冊本が先に出ているようなんで、ちょっと調べて手に入れてみようかと思います。

タグ：駒田ハチ

純白ドレスに赤い糸 キスからはじまる溺愛婚

純白ドレスに赤い糸 キスからはじまる溺愛婚 (ぶんか社コミックス Sgirl Selection)
あまいろちゆ

お友達から借りて読みました。
全体的に可愛い感じの恋愛。連作のような連作でないような、表題作と続くお友達関連の作品が同時収録もされています。それも可愛い恋愛ものだった。個人的にすごいよかったです。
表題作は幼馴染ものでよかったんだけど私が一番気に入ったのは「こじらせワンナイトラブ」
TLのいつもの始まりでオフィスラブものなのかと思ったけど、会話や展開が可愛らしくて一番よかったです。年上さんで同じ会社というサプライズ付きで、女性の葛藤とかそういうのもリアルで良かったなあ。
あまいろちゆさん（どこまでが名字なんだ？）
本を借りるまで知らなかった作家さんですが、全体的に絵もふあっとしててきれいでかわいくて好きな絵でした。他の作品も読んでみるつもりです。

タグ：あまいろちゆ

小悪魔な幼なじみに、いただかれました。※ベッドの上で▼

小悪魔な幼なじみに、いただかれました。※ベッドの上で▼ (ぶんか社コミックス Sgirl Selection)
ゆめきよ

ジャンル買いしてきてしまってあちゃー（いえ！悪い意味ではありませんが、ちょっとびっくりした）
年下おさななじみのむつみくんと小学生の頃出会ってお姉ちゃんをしているちよこ。放任主義の親の代わりに姉弟のように時間を過ごすが、いつしか彼は彼女からはなれていってしまう。しかし、彼女が大学生の頃、ふたたび目の前に現れて小学生の頃と同じセリフを屈託のない笑顔とともに彼女に告げる。「チョコちゃんのおみそしるがのみたいな」それからずっと今に至るまでちよこは彼のいいお姉さんだった。でもその立場が苦しくなってしまった。
この本にはシリーズとしてお話３つ、短編一つと描き下ろしが収録されています。
表題作のついた作品はなくシリーズの名前という感じなのかな？（各々作品名がありますので）
チョコちゃんとむつみくんの作品ということになりますね。1つ目がちょっと内容を書いたもので、二人が恋人になるまでの話。次の作品が恋人になってからの甘々話。最後の作品はむつみくん目線のチョコちゃんへの恋心の話。いやこれがちょっとびっくりしたやつですけど、はあ、イケメンてそういう青春なの？みたいな…。まあ、漫画のイケメンではよくある話だけどさと納得しましたが…。見た目天使なぶん悪魔共存してるのかなあ見たいな感じも受ける部分ですけどね…。結局のところ、総評がむつみくんの純愛ということになるんですよね？はい！そういうことにします。願わくば、チョコちゃんの良さのエピがもう一つあればなあという感想です。
短編はオフィスものでＳ上司と部下の話になりますが、あーこれも人間関係にひとひねりあります。え、こういうの最近のはやりなの？…という感想になりました。あ、その人間関係の事に関してです。二人は最終的にラブラブですから。
ゆめきよさんの作品書籍で初読みです。表紙のおさななじみジャンルとむつみくんの絵がきれいだったので買いました。絵は好みなのでまた出会えば読もうかなと思います。

ヤンキー彼のいいなり奴隷

ヤンキー彼のいいなり奴隷 (ぶんか社コミックス 蜜恋ティアラシリーズ)
藤原江奈

たまたま古本屋の新刊本入荷のとこで見かけて、最近ＴＬづいている私。つい手にして買ってきました。
藤原さんの作品、何気にこれが初見であります。
ヤンキーとありましたが、ヤンキーというか家業が極道の暁くんは、コワモテくんですが町の不良に絡まれているところを助けてくれたきっかけでＯＬ里子は彼に心を許してしまい、結果慰められてしまう一夜…。あれ？流され系ヒロイン？
この暁くんが立場的な問題とか、彼をライバル視してる右京くんから里子が狙われるとか、ヤンキーのストーリーにしては結構ハードでなんというか男性向け…いや、これってＢＬノリ？とかいろいろ思いつつ読んでしまいました。
まず第一にヒロイン里子ちゃんに共感が出来ず、なんかゆるふわというかもうただフワフワというか、その辺りが好みじゃなかったですね。ただ優しくて自己犠牲のできる女性という設定ではちょっと萌えませんでした。暁くんはそれにしたら結構欲望のまま生きてるように見えて彼女のことを一つ上の目線でちゃんとみてて、大人に感じました。
あれ？これ、女性の方がかなり年上の設定じゃなかったっけ？…うーん…。暁くんていくつよ。学生？
とにかくエッチシーンが多めですので、そういうのが好きな方にはいいと思います。
絵はとても好みでよかったんですが、もうちょっとヒロイン何とかして…（好みの問題ですからこの辺りスルーしてください）（笑）
最後まで読んでおおッと思ったんですけど、これ続いてるんですね電子で。だったら、ちがう展開も出てきてるのかな…。チェックしてみましょうか。

タグ：藤原江奈

鳥籠ハレム 冷徹シークの囚愛

鳥籠ハレム 冷徹シークの囚愛 (ぶんか社コミックス S*girl Selection Kindan Lovers)
ヨシザワ

ヨシザワさんの「18禁のつくりかた」という本を進めてくれたお友達に、この本もお借りしました。シークものですのね。ハーレクイン以外でシークものを読んだことがない私でしたので、興味津々でしたが…あー、あの、そーきましたか。そっち系ですか。痛い方ですね（肉体的に）

両親の死をきっかけに、親族の裏切りで某国へ売り飛ばされてしまった愛。抵抗もむなしく怪しげな薬を飲まされ連れ去られた先は、豪華爛漫なハレムだった。目を覚ました愛の前に現れたサイード王子と呼ばれる男。王子は愛を見初めるも、「ハレムを出るためには死ぬか、自分の子を孕むか」の二択であることを告げ、その歪んだ愛情から無理矢理愛の体を奪う。女は「子を産むための道具」なのか……王子の屈折した愛情と独占欲に囚われながら、愛はハレムからの脱走を試みるが…。（アマゾンから転記）

あー…これは男性向け…？とまではいかんな。サイードと愛の間にちゃんと愛情の交流があるし。男性向けはそれこそそういった描写がメインで…（や、うーん偏見的な書きかたしますがあくまで私見です）日本人がハレムに売り飛ばされるというルートが私の中でつながらなかったんで、これまた突拍子もないなどと思ってしまいました。王子で権限がある割に、妹には好き勝手されて、最後にはアレですからね。独占欲というのか、これもゆがんだ愛というのか…ハッピーエンド？というところなのかちょっと疑問も残ります。
ヨシザワさんの絵がかわいいので、残酷なシーンもさらっと読み進めてしまえて、さらに何度か読み返していくと最後には単なる溺愛王子のラブラブ話に思えてくるのですからすごいです。ダークな部分を感じなくなるのはなんでなのかな。もうちょっとこの先の話も見てみたい気になりましたね。

タグ：ヨシザワ