恋するブライズメイド

恋するブライズメイド (ハーレクイン・ロマンス R1740)
リズ・フィールディング/石崎比呂

曜名さんのコミック化で先に読んでいたんですが、それがとても好きなお話だったので原作を見つけたときにどうしても欲しくて買ってしまいました。コミックから好きになって読んだ原作には、裏切られている過去があるので読みながらびくびくしてしまいました。
（ハーレクインがコミック化しているものって、原作通りとは限らないものが多いのです。設定や酷い時はキャラクターの性格なんかも変ってる…）
このお話は、おさななじみの二人が遠回りしながらお互いを必要としていたことを思い出すといったストーリーがとても素敵だなと思っていたんで、そのあたりが変わってませんようにと…。
曜名さん、凄いです。原作を見事コミック化していたんですね。ほぼ変更部分もなく、セリフもばっちりです。
ヒロインのデイジーと兄の友人でおさななじみのロバートとの関係は恋人未満で、側にいたいが為にデイジーは成長して美しくなっている自分をロバートには決して見せないという努力をしている部分がとても涙ぐましい。
ロバートのお母さんが素敵だな。あと、デイジーの兄のマイケルも。
コミックのお話が好きで原作を読んだけど、原作を読んでもっとこの話が好きになりました。デイジーとロバートの二人の心の葛藤や変化を原作のほうがより細かく書いてあったのがとてもよかったからです。表紙のえがらから、ロバートがけっこう優男イメージなのでより曜名さんのコミックのイメージも当たりだったなと思えました。

タグ：リズ・フィールディング 石崎比呂