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結婚の心得(ミスター・ミリオネア 1) [コミック(ハーレクイン)]

結婚の心得 ミスター・ミリオネア (ハーレクインコミックス)
結婚の心得 (ハーレクインコミックス・キララ)
上杉可南子/リアン・バンクス

原作が揃ったので、そろそろ読もうかなと思っていたところでした。先にコミック化され、避けていたんですが買ってしまいました。同じ少年養護施設グレインジャー少年の家出身で成功を収めた3人のおはなし。最初は会社社長のマイケルと秘書のケイトのはなし。
いっしょに働いて3年、秘書ケイトは社長であるマイケルを愛していた。3ヶ月前、仕事に忙殺され意識もおぼろだった頃に一度一線を越えてしまったが為に、今彼女のお腹には命が宿っていた。過ちの後すぐに、マイケルから愛を否定され謝罪をされたこともあったのだが、ケイトはこの現状の為にもう一度彼と対峙しなくてはならなかった。愛してもらえないならここにいるべきではない。マイケルの答えは以前と変わらず、彼女は退職願をその場で告げた。そういう事態になって初めて、マイケルは彼女がもしかしたら妊娠しているのではないかという一番怖がっていた事に気がついた。片親の子供の悲しさを知っている彼は、彼女と生まれてくる子供にそんな思いをさせてはいけないんだとケイトを脅して結婚を愛のないままに承諾させてしまう。

不覚にも出産シーンのケイトとマイケルのセリフで涙出ました。愛情一杯に育てられてきたケイトが、彼を好きになった理由をかみしめて教会で誓うシーンもじんわりきましたし、ケイトのお父さんの話もとても重みのある話でした。
110%と110%を合わせて100%のものになるという話は、結婚はしてない私ですが本当だなとおもう話です。お金では50%と50%で100%になるのが計算ですが、愛情はそれでは無理です。この話は結婚だけではなく、家族の絆にもそれはいえると思うんですよね。ケイトがマイケルに彼の好きな部分を話した時、彼の忌み嫌う自分の部分も愛していると言われて愕然としてしまいます。ないと思っていた自分の中に愛があるといわれて、怖かったんでしょうねえ…。普通は母親が子供に言うセリフじゃないかなと思うセリフですもんね。「弱い部分のあなたも好きだよ」って。
そのときに彼はそれがほんとうの「愛されること」だと解ったんでしょうね。
リアン・バンクスはお気に入りの人なので、最初コミック化されるときいて誰が作画なのか気にしたんですが私は上杉さんで良かったと思いました。マイケル、ジャスティン、ディランの3人の絵を見てから…実は原作を読んだんですが微妙に笑えました…特にジャスティン(爆)原作の感想はコミックがひととおり終わったら書こうかと思います。
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