勇者カタストロフ

勇者カタストロフ 1 (ギャグ王コミックス)
牧野博幸

「ギャグ王」も今は昔の雑誌になっちゃったなあ…。
私は昔からこの手のギャグが盛りこまれているお話が本当に好きで、そういうのばかりを意識して集めている時期がありました。いまでもそうですが（笑）
まず、牧野さんのこの本の凄い処は、毎回の題名がまさにガ○ダムのファーストの題名とパロディになっていることでした。あれはもう初代を見ていた人間にはたまらないギャグでしたよ。そして、キャラクターの素晴らしさ。
主人公のヒーローは魚屋で勇者。エルフや色々出てきてファンタジーなんだけど、哲学的なものも含まれていて、そういう処はシリアス。このギャップがたまりませんでした。
なによりもなによりも、私は王様がほんとうにバカで大好きだった。(誉め言葉ですよ）
王様の為にこの本を買っていたというのも、嘘では無い本当の話。
ラストは勇者らしい話になったので、良いようにしまってしまったのだけど、あの王様のグダグダが続いていたとしても私は本を買いつづけていただろう。
残念なことにもう中古でしか無いようなので、どこかで見つけたらとにかく王様だけでも見てください。悩んでいるのが馬鹿馬鹿しくなります。（これを癒しというのか…そうに違いない：笑）

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