カサノヴァの素顔 [コミック(ハーレクイン)]
「カサノヴァの素顔」(ハーレクインオリジナル8月号より)
中山紗良/ミランダ・リー
大学時代の友人タイラーが約束もなしにミッシェルに会いにきた。キミの為にきたという彼は今まさに彼女が手にもっている郵便物のなかの結婚式の招待状を指差した。差出人は先日までつきあっていた恋人だったケヴィンからのもの。10年も喧嘩と元サヤを繰り返してきた関係だったケヴィン。先日も別れを切り出され、いつものことだとミッシェルは思っていたのだ。タイラーは大学時代に自分が入院して大変だった時に彼女に慰められたことを借りにおもっていて、今誰かを必要としているのではとミッシェルの元を訪ねたのだ。あの日、彼に惹かれた気持ちを迷いと思いケヴィンに尽くしてきたのに。ミッシェルは意地を張りながらもタイラーの胸でなき崩れてしまった。
デジタル配信…それもまた1つの方法なんだろうけど、人気が高い作品や要望のあるものは、速やかに単行本にしてくんないかなあ…。私デジタル読めないんだもん。(boo!boo!)
さて、このお話ミッシェルに同情しきれない私。なんかこのヒロインすきになれないんですよね(ずばり)
というか設定自体が私のこのみじゃないんだろうなあ…。ひと昔前のトレンディドラマみたい。一人の女性を二人の男性が取り合って、その間で貞淑な恋人を演じながらももう一人の彼に心を揺らして、その気持ちを見透かしていた彼が彼女に見きりをつけて他の人を人生のパートナーに選んだって流れ。誰が悪いって言いきれないところが、なんか話的にすっきりしないお話。ミッシェルが振り回された様に見えるけど、彼女が小悪魔で二人を振りまわした印象が私には強く見えてしまいました…。
中山さんの絵は好きな人の一人なんですが、デジタル配信ということで以後本を手にする事はできないんでしょうか…。わたしは傲慢ボスのオフィスものとかを描いて欲しいなと思ったりしています。
ああ…今回はミランダのお話が私にはネックだった…。中山さんごめんなさい。
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