不思議の国の公爵 [コミック(ロマンス・ミッシイ)]
不思議の国の公爵 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
橋本多佳子/バーバラ・カートランド
「ロンドンから、一人で歩いて城まで帰れるか?」親友とのたわいない賭けで、身分を隠して徒歩の旅をすることになった公爵、テオ。彼が旅の途中で出会ったのは、義父に追われる薄幸の少女、アリシアだった。アリシアの境遇を知り、その純粋さに心打たれたテオだったが、貴族への不満が高まる中、身分を明かすこともできず…!?
可愛いお話でしたね~vアリシアの天使っぷりが半端なく、これは遊びなれた女性を見慣れたテオには新鮮そのものだったという感じでしょうか。まさしく本当の恋愛を知らない=ふしぎの国といったところなんでしょうね。テオがちょっとしたところで遊び人だけの貴族ではないという部分は元より、人の心の部分に飢えていたということなんでしょうかね。自分の形見のネックレスを失っても人の役に立ちたいという彼女と、今まで付き合ってきた女性の反応しか知らない彼がそのネックレスを喜ぶと思って買い戻したテオに怒った彼女。どれも胸を打たれる部分だったんでしょうね。それにしてもこの義父といい婿候補といい気持ち悪さ半端ない(笑)いつもヒストリカル読むと思うんですけど、自由結婚の時代でよかったなあと…。
橋本さんの絵は大好きなんでこの本はお友達から譲ってもらいました。
ヒーローがカッコいいのももちろんなんですが、ヒロインが可愛い、そして美しいと文句のつけようがありません。少女と思っていたアリシアに女性としての魅力を感じてしまい、しかも身分の差で結婚は無理かもと思い悩むヒーローがかわいかったです
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