裏切りの舞踏会

裏切りの舞踏会 (HQ comics ナ 1-1)
中山紗良/キム・ローレンス

旅先のイタリアで道に迷ったエリン。そこに現れたのは、黒馬にまたがった驚くほどハンサムな男性だった。ふたりはたちまち恋に落ち、出会いの５日後には結婚式を挙げた。エリンはフランチェスコという名前しか知らなかったのだが、実は彼はヨーロッパの資産家リストの１番上に名前が載るような銀行家だった。突然の環境の変化に、エリンはとまどうことばかり。あげく夫の浮気を疑い、フランチェスコは彼女を慰めもせず、ふたりの結婚生活は暗礁に乗りあげたが…！？

自分がこんな出会いで結婚とかありえないとおもっているせいか、たちまち恋に落ちるというかそういうヒロインの本能の赴くままがなんか腑に落ちなくて(笑)自分の父親の男性不信を彼にぶつける前に、自分の行動の反省はないのかとか(笑)どっちもどっちなのに自分が傷つきたくないだけで彼を疑い責めるとこがなんか同性としては好きじゃないタイプ。感情的すぎる気がする。まあ、彼も同じ性格なんだろうねえ、ぶつかるということは。彼の弟の話もあくまで自分が傷つきたくないから導いた答えのような気がして…。たぶんいろいろな障害があっても運命に導かれた二人は結局結ばれるという話だったのだろうけど…ダメだ、ヒロインが嫌すぎた。ラストで妙にはしゃいでるのも納得いかなかった。
中山さん、初読みじゃないんですがこの本がハレコミデビュー作品になるのですね。絵は好きな人なんですが、いまとくらべるとだいぶん線が細いですね。

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