六カ月の花嫁

六カ月の花嫁 (ハーレクインコミックス)
宮本果林/アン・アシュリー

両親亡きあと、名家アシュワースにひき取られ幸せに暮らしていた令嬢ブライオニー。ある日、屋敷の主である名づけ親が亡くなり耳を疑うような遺言を聞かされる。名づけ親の甥ルークと結婚しなければ、財産の相続が認められないというのだ。ルーク・キングスリー…子爵家唯一の跡継ぎだが放蕩者として名高い彼。…私に選択の余地なんてない。でも彼と愛のない結婚をするなんて!　ためらうブライオニーだったが、彼の情熱的な誓いのキスで身体が熱くなってしまい…!?

両親を亡くし名付け親のレディ・ラヴィニアがなくなったあと、遺言状を受けることになったブライオニーはルークと再会する。子供のころの悪い思い出と彼の今現在の噂を知っている彼女は、遺言に彼と結婚して遺産を相続するようにという言葉に驚く。ルークは六か月間の嘘の結婚を提案し、使用人たちを守るためにブライオニーはそれを受け入れることにする。
ルークの隠された仕事（諜報）を遂行するためにブライオニーとの結婚を受け入れたとするも、彼も彼女の美しさに心奪われてしまったようで、医者が彼女に触れただけであの嫉妬(笑)偽りの結婚だとしながらも惹かれあう二人。だって、彼女は悪い思い出以前に彼を慕っていたということは…もしかして初恋？などと思いつつ深読みしました。
ブライオニーの扇子…私だったらきっとはずしてる(笑)勇敢な賢い奥方に愛国心にあふれた勇敢な旦那様。奥方はヒストリカルにありがちなやんちゃなお姫様でなく普通の女の子。愛する人の為に命を懸けて寄り添うという感じのお話でした。
あ、途中でマイケルさんがマイルズさんに誤植になってます。増版するときはちゃんとなおしてあげてくださいね～～。
宮本さんのヒーローが相変わらずかっこよくて素敵です。海賊に変身したヒーローはペプシの小栗旬のようでしたが、これもまた素敵でした。。

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