ビンテージ・ラブ [コミック(ハーレクイン)]
ビンテージ・ラブ (ハーレクインコミックス)
荻丸雅子/ルーシー・ゴードン
これは過去に戻る旅――ロンドンからLAに向かう機内で、ピパは11年前に別れた恋人ルークとの愛の日々を思い出していた。素直になれなくて壊してしまった愛。今や彼はLAで人気シェフとして活躍している。突然訪ねていったらどんな顔をするかしら。かたわらではしゃぐルークとの娘ジョーシーの相手をしながら、ピパの心は揺れていた。この旅は過去に戻るためだけじゃない。わたしにはどうしても彼に伝えたいことが、いいえ、伝えなければならないことがあるの。
伝えなければならないこと…それがジョーシーの事ではなかった展開にはびっくりでした。さすがルーシーの本だわと思ってしまった(笑)
相手を思いやるばかりに、お互いのかっこつけた立場をお互いが信じてしまった。それが相手の為に演じたものであることに気が付かず二人は別れてしまった。受け入れてもらえないとなぜ思い込んでしまったのかという部分はちょっと納得がいかないのですけど、それは若さゆえという経験不足ということなのでしょうか…それはあまりにも痛いですね。
ジョーシーがいい子過ぎて本当に涙が出ました。一人で生きて育てていくという決心を壊してくれたのも彼女でした。ルークの家族も温かでとても素敵な家族。特にママのキャラは豪快で素敵でした。
毎回荻丸さんの描かれる作品は泣けるものが多い気がします。もう、間違いないかなってほどに。当たり外れがない点はヒロインが嫌な子が居ないってとこですよね。これからも泣かせる作品をお願いします。
2015-01-02 04:06
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0