塊根の花 [コミック(電撃)]
塊根の花 (Dengeki comics EX)
八房龍之助
ジャックとジュネのシリーズ本。
やっぱりこの二人の謎な感じはとても好きです。相変わらず血なまぐさい傾向の話がほとんどなのですけど…まあ、ジャックが魔法使いだと公言したのでそれでいいのかな。私はあまり髪が長くないほうのジャックのほうが好きだなあ。
この本の後半部分は連載モノになってますが、ジュネの過去ばなしに触れているところが出てきます。彼女がジャックとであう前の世界にいた人物との再会。「絶対に知られちゃいけないんです」で語られた「二人居れば全てこと足りる」という人間関係の理論。まっとうではないとラスキンが言ったジャックのことですが、ジュネも魔法が使えないだけである意味同じ世界に生きている人だったのですね…。二人が不思議な絆をもてたのは、そういう同じ理論があったからなのかなあと思いました。悲しい理論ですが。そして、そういう部分がとても魅力的に思えて本を買ってしまう私は…「こと足りる」とは思ってなかったりして、なんか面白いです。
この二人のシリーズはこれ以降どうなったんでしょうねえ。雑誌を買わなくなったので、情報がさっぱりです。
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