夜空に赤い薔薇を

夜空に赤い薔薇を(エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
伊藤悶/ルーシー・ゴードン

若くして銀行の支店長を務めるジェーンは、ある日、不良な花火師ギルと出会う。彼はトレーラーハウスで旅をしながらイギリス各地で花火のショーをしているという。正反対の生き方をしている彼に反発しながらも、自由な生き方にひかれ、仕事を手伝うようになるジェーン。だが、ギルには大きな秘密があって・・・!?

読み応えありましたよ！！。
26歳で銀行支店長のジェーンと花火師のギルという組みあわせが、どう展開するのかとおもっていたのですけど、そこに祖父母の話しが絡んでくるとは思っても見ませんでした。この祖父母の話が、またいいですね。ジェーンがいい子ちゃんを捨ててギルの生き方に共感して…とここまではあまりにもスムーズにいきすぎて、ギャクに「？」って思ったけどなるほどの落ちが。そこに祖父母の過去の話しが絡んできて、ラストに続く。いや、もうなんかおじいちゃんのアンドリューのサラへの愛情に涙が出ましたよ。こういう老夫婦は最終的に理想形ですね…。
伊藤さんの絵は、キャラクターの表情がとてもよくて大好きです。原作を探そうかなあ…。

タグ：伊藤悶 ルーシー・ゴードン