プリンセスは逃走中

プリンセスは逃走中
狩野真央／マーサ・シールズ

プリンセスのジョゼフィーヌは25歳までに結婚しなければ継承権を失う。王室に多額の資金を提供している財務大臣はこともあろうに借金の帳消しと引き換えにジョゼフィーヌとの結婚を王に迫ってきたのだ。彼女は花婿探しにアメリカへ旅立った。１週間以内に結婚しなければ王位継承権がなくなってしまう。思いっきりセクシーに変装してロデオ会場にもぐりこんだ彼女を、王国に連れ戻そうとする追手から救ってくれたのはロデオ・カウボーイのバックだった。彼は会場で彼女を初めて見た時から目を離すことができなくなるほど一目ボレしてしまっていた。そして、逃げた２人はそのまま結婚式を挙げる。バックは本気の結婚のつもりだったのだが、ジョシー（ジョゼフィーヌ）は偽装の為の一時的なものと解釈していた。実はバックのほうにも、偽装で結婚する理由があったのだ。

狩野さんのきれいな絵柄でロデオシーンや逃走劇を見せられたら、もう映画みたいでどきどきしまくりでした。バックは実はアメリカの副大統領の次男。株の売買で財産も十分もっているおかねもち。それを隠してロデオボーイをやっていたということと、ジョシーに結婚を申し込んだことがジョシーの疑惑の元になってしまう。まあ…一人の女性として愛されていると思っていたのに、いきなりプリンセスに対応した男性に変身してしまったバックに正しい判断が出来なくなる気持ちは解るけど、やっぱり世間知らず？。それとも思いこみが激しくて被害妄想になっちゃったか…。お互いの覚悟が決まるまでの時間が必要だっただけなのにね。雑誌の方でこの話のオリジナル後日コミックが掲載されたのですが、それもよかったですよ。それと、ですね…。
初めてプリンセスの髪型を見た時は、ぎょっとしたですよ？個性的で。(笑）いや、狩野さんのヒロインって結構個性的な髪型の人多いですよね。現実ならあり得ないような…。今回のヒロイン、可愛かったんですがこの髪型の御かげで庶民ぽく見えるのが残念です。

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