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魅惑の貴公子 [コミック(ハーレクイン)]

魅惑の貴公子 (HQ comics ソ 1-1)
魅惑の貴公子 (HQ comics ソ 1-1)
そねはらすみこ/レベッカ・ウインターズ

レイチェルは消息のわからなくなった弟ブライアンを尋ねてスペイン/アンダルシアへやってきた。母を亡くし信じていた恋人にも裏切られた彼女は、弟しか信じられる人がいなかったのだ。ところが、尋ね当てた先の弟の雇い主ビンセンテは、ブライアンが盗みを働き失踪したという事実をレイチェルに突きつけた。しかも、彼の姪との間にブライアンは子供をもうけながら失踪したという事実も彼女につきつけた。途方に暮れながらも弟を信じると言い放つレイチェルを、ビンセンテはベビーシッターの資格を見こんでブライアンとカルメンの子供ルイーザの世話役に雇うといいだす。それ以降、憎まれていると思っていたのに思わぬやさしさをビンセンテから見せられて混乱してしまう。

そねはらすみこさんの絵を見たのは初めてなのですが、うまい人だなと感心しっぱなしです。絵の雰囲気も物語を壊さずぴったりとはまっているきがします。どの人物も全て魅力的と言うのもすごいことではないかと。
滑稽ですね、元の恋人スティーブン。彼はほんとにレイチェルが好きだったんでしょうか。本当に好きだったら、情熱を押さえることに恨みごとを言ったりはしないと思うんですけどね。自分本意な人間だとすごく嫌悪しましたよ。よく、好きなら全てを捧げろと強要する男性がいますが(好きなら男が望む時に抱かれろとか)、私の意見を言えば、そういう感情の部分は同等なんだから男が女がなんて関係ないと思っているんです。だから、レイチェルがスティーブンと付き合って二年間ベットを共にしなかった理由を、ビンセントにラスト「恋さえはじまっていなかった」と告げた時に、私は壮快な答えだとすごく共感をしましたね。一方的な気持ちの盛りあがりだけでは、恋は成就しませんからね。ましてや無理とか我慢はラストを早めるだけですから。
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