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最初で最後のラブレター(愛を約束された町 5) [コミック(ハーレクイン)]

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最初で最後のラブレター (HQ comics シ 1-5 愛を約束された町)
しのざき薫/デビー・マッコーマー

愛を約束された町の5作品目。
ツイン・キャニオン牧場で二人の子供と亡き夫の母と暮らすネルは、嵐が近づく中車をとばしていた。なのに、のんきに写真をとっている男性と遭遇する。ネルは彼に厳しい忠告を与えて走り去った。自分の牧場のことを考えれば、他人どころではなかったからだ。その頃、ネルから忠告を受けた男性は宿泊場所を決めずにプロミスを訪れたため部屋がとれずに困っていた。レストランの店主が見つけ出してきた先は、なんとネルの牧場だった。彼女の牧場は観光牧場として宿泊客を受け入れることを始めようとしていたのだ。最初のお客となったトラヴィスは、ニューヨークからきた人でしばらく滞在して仕事をするという。背格好が亡くなった夫に似ているということをネルは感じながら、彼との会話に心を弾ませていることにきづいていく。実はトラヴィスは、リチャードからゴーストタウン・ビターエンドの話を聞いてやってきた高名な小説家だった。
-一瞬でも喜んだりして…私のばか…

このシーン凄くなきそうになりました。ジェイクが亡くなってから初めてのときめきに戸惑いながらも、トラヴィスが興味有るのは自分ではなかったというネルの失意がすごくうまく表現されていて…私が代わりになきそうになりましたよ。(笑)今回でビターエンドの謎が全てとかれるのですが、いままで小出しに出てきたものがすべてつながって、きっかけとなった不幸な事件と一夜で人々が消えた謎を納得の行ける理由でとかれて良かったです。彼トラヴィスが土地の人間だからこそ踏み込めなかった傷に手を差し伸べた…これはすごいストーリーの流れとしては納得のいくものでした。彼がこなければ、ビターエンドの謎は解かれず、ネルもずっと一人だったのかと思うと彼をここに呼んだのは、本当に神様だったのかしらとおもわずにいられません。二人が思いながらも生活の違いにわかれて…。でもそこで、本当に別れて行くのが正しいのではない時に、必ずそれを阻止する力が動くものなのです。彼らがお互いに出した手紙はまさにそれで、このまま離れたくないという素直な気持ちが縁をつないだんでしょうねえ。謎ときがおわったんですが、このシリーズはまだあと1作残っています。フィナーレはもっと素晴らしい展開になると確信しています。
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