思いがけない結婚

思いがけない結婚 (エメラルドコミックス ハーレクインコミックス)
伊勢崎とわ/ハナ・バーナード

新米弁護士のローラは忙しく働くあまりにちゃんとした食事もとれずいつもへとへとだった。今日も家の入り口でせっかく素敵な隣人ジャスティンに食事を誘われたと言うのに断ってしまう始末。やっとのことで家に辿りつき、ひと息をついたところでローラは寝室にタダならぬ気配を感じる。1階の部屋だというのに窓のかぎを閉め忘れたことを思いだし、彼女は部屋をのぞきこんで思わず悲鳴を上げてしまった。その声に飛びこんできてくれたのがジャスティンだった。彼と共に部屋をのぞくとベッドの上にいたのは、赤ちゃん。「ジェナをよろしく　いずれ連絡します」との置き手紙。警察に電話をしようとするローラに、ジャスティンは３日だけ様子を見て僕らで面倒見ようと提案する。丁度休みだったこともあって、ローラは彼とジェナをめんどうみることになる。あかちゃんに対して優しい顔をするジャスティンにローラはときめきの度合いが上がっていく。

子守をする男性ってなんだかセクシー
同感ですローラ！私も子供を大切にしている男性にうっとりしてしまいますよ！（笑）それはさておき、このおはなし面白かったですよ。赤ちゃんが誰の子供なのか、ジャスティンはどうして赤ちゃんを福祉施設に預けるのをいやがるのかと謎は残るまま、ローラは元々彼のことが好きだったのですから、偽装であれジェナを幼女にするために偽装結婚に乗るとは（笑）弁護士のクセに～♪そしてジャスティンもローラには元々気があるわけで。おたがいキス一つしないうちに結婚するなんてとも思っているくせに、どうせ別れるなら傷つかない様にと触れ合うのを避けたりして大人ですヨねえ。
それにしても、ジェナと言う存在が結果的に凄い存在になりましたね。二人の結びつきを、偽装ではなく本当の結婚にしてしまえたこと。まさかああいった展開を予測はしていませんでした。すっかり天涯孤独と言う言葉に騙されましたよ。

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