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レディへの階段(結婚嫌いの三兄弟 3) [コミック(ハーレクイン)]

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レディへの階段・結婚嫌いの三兄弟 3 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
岸田黎子/キャレン・T・ウィッテンバーグ

スキャンダルを起こして亡くなった母のせいもあって、セアは祖母に厳格に育てられた。
それは高圧的にセアを押さえつけて、年頃になった今でも髪型から服装まで祖母の許可がないと好きにできない状態であったのだ。そんな様子を一流の仲人であるイルザ・フェアチャイルドは憐れに感じていた。彼女を自由にしてくれる人は…。そのセアに同情の意見を述べるピーター・ブラドック。彼の最高の相手を密かに探すよう祖父にたくされていたイルザは、セアとピーターの間に自分にしか見えない最高の相性のあかしである運命の火花をみる。後日、セアはピーターからブラドック家次男ブライスの結婚披露パーティーのパートナーとしてエスコートしたいと申し出が入り驚く。彼は白鳥の王子様、じぶんは見にくいアヒルの子。幼い頃、束の間彼に恋をしたことを思い出していた。

原作を先に読んでいたので、展開は知っていたんですが…結構内容が複雑で本当にセアがかわいそうな話だったので、どう岸田さんがまとめてくれるのか楽しみでした。
私がきになっていた部分は全てといっていいほどコミックに拾われていたので、とてもいいまとめ方だったと私は満足しています。彼女への愛情に気がつかず、自己犠牲と義務感で彼女と結婚まで考えるピーターですが、気がついてなかっただけなんですよね。
「衝動にしたがいなさい。やるにしろやらないにしろ結果は自己責任なのだから」イルザがセアに語ったセリフって、重みがあります。他人に選ばされていると思っていたことは、結局抗わなければ自分が選択しているのと同じだったということ。いい言葉ですね。覚えておきたいです。
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