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愛と憎しみの迷宮(シチリアの恋人たち 1) [コミック(ハーレクイン)]

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愛と憎しみの迷宮 (HQ comics オ 3-1 シチリアの恋人たち 1)
尾方琳/ルーシー・ゴードン

ロンドンの高級デパートで香水アドバイザーとして働くヘザー。彼女のもとに指名で一人の男性がやってくる。次々にイメージで商品を紹介させると、彼はそれをすべて購入し最後に意味ありげな女性のイメージでアドバイスを求めた。そのイメージはもしかして私?不信な気持ちを持ちながら応対する彼女に、彼は場所をわきまえず彼女を誘惑しはじめた。その誘惑にのらない彼女に、それなら夕食を共にするなら小切手を切ると侮辱にも価する発言をしてきたのだ。当然怒ったヘザーは彼を怒鳴りつけ御引取りをと訴えた。あんな失礼な人みたことない…そう思いながら恋人ロレンツォとのデートに向うと、彼は自分の兄が急にやってきていっしょに食事をと予約をとっているという。
急な話だが、断わる理由はない。そしてその予約された場所で彼女は驚くべき再会をする。昼間、彼女を侮辱した男性がなんとロレンツォの兄レナートだというのだ。その他にも彼女の経歴を調べ上げていたことに腹を立てたヘザーだったが、恋人のてまえ我慢をした。レナートが強引にロレンツォとの結婚話をもちだし、君なら合格だといわんばかりの見下した発言で限界に達してしまった。交際も結婚もあり得ない。理由はこんな不快なお兄様が居るからよとヘザーは言い放ち、席を立つ。それを静止しようとして追い掛けてきたレナートは、ヘザーをかばってタクシーにひかれてしまう。

…真綿でクビをしめられたって感じな結婚への道ですね…ヘザー。命の恩人にそりゃあ病室で弟と結婚してくれと、恋人に結婚してくれと懇願されたら断われないでしょうに…。まあ、このロレンツォの結婚式での裏切りで事態はまたえらいことになるんですが。お金もちのお坊ちゃまは、やっぱり優柔不断さんですねえ。でも、家長のいいつけにしたがう厳格な家庭にそだったロレンツォがレナートの強引な結婚を進めるやりかたに否定の声を出せなかったと言うのも判りますけどねえ。
それにしても、ここで「恥は自分の行動が間違っていたとき自らがかくもの」といった彼女がとても立派で、この言葉は私のこころに焼きつきました。本当に…この言葉忘れないでいよう。
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