マリアの決断 全2巻

マリアの決断 1 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
マリアの決断 2 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
真崎春望/マーゴ・マグワイア

私生児として生まれ、召使い同然に扱われてきたマリアはある日、意外な真実を耳にする。実は彼女は公爵の娘で、亡き母の所領をもらえるというのだ。伯母の家を抜け出し、母の所領目指して必死に馬を駆る彼女の前に突然現れた男性・ニコラス。放蕩貴族然とした魅力を放つ彼に、マリアは行く手を阻まれてしまい！？（１巻）

父親であるスターリン公爵と感動の対面を果たしたマリア。続々と求婚者が押しかける中、心身ともにニコラスと結ばれた彼女の心境は複雑だった。英仏戦争に因果する陰謀渦巻き、スパイが暗躍する最中、ニコラスは母国を欺いた首謀者探しに没頭する。そんな折、マリアは事件の真相を目撃し、危険に晒されてしまう…！！（２巻）

真崎さんのヒストリカルなんてはじめて。絵柄的にはいつかヒストリカルを描いていただきたいなあと思って居ただけに、ちょっと嬉しかったりしました。意外だったのがヒーローが黒髪で長髪だったのですが、思った以上にかっこいいじゃないですか。ちょっとはまりそうです。
でも最後まで読み終えて、あーこのヒロインいかにも真崎さんの描く好きなタイプの女性じゃないかなっと思って納得しました。描きやすかったんじゃないですかね。（天使のような乙女とかね）
前編後編の2冊の作品なのですが、前半が結構なラブラブで後半がストーリーの動きによる大きな展開でラストまでスピードのあるお話です。
ヒロインが本当に可愛らしい女性でヒーローのためには命を捨ててもという健気さが全てな作品ですかね。
後半部分を読まなければヒーロー嫌いなままで終わってたよ（笑）
この作品読んでて途中で映画の「ロックユー」を思い出してしまいました。なんだろう…槍の試合とかがあるからかな。

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