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君なくて [コミック(ハーレクイン)]

君なくて (ハーレクインコミックス)
君なくて (HQ comics ハ 2-2)
はやさかあみい/エマ・ダーシー

修道院で音楽を学んでいたキャスリーンは、音楽の師シスター・シシリーの導きでミュージカル作曲家のモーガン・ルエリンとひきあわされた。彼に彼女の才能を支援しろと迫ったシスターは、それによってモーガンも正しい道に戻せると思っていたのだ。支援者がなくクラシックを諦めたモーガン。シスターはキャスリーンのうたうベルリオーズの「君なくて」を聞かせた。
この素晴らしい才能を支援してあなたは彼女の声に会う作品を作曲するのです。しかし、モーガンは世間すれたことを言ってシスターを失望させた。かつて音楽を教えた少年の話をするシスターのセリフを聞いて、ローガンはキャスリーンをひきうける決意をする。

「昔、男の子をひとり教えました。でも今の私にできるのは風に向って希望の種を蒔くことだけ。その子のもとへ飛んでいってと祈りながら…」
このセリフ、凄いラストにまで関わってきます。シスター・シシリー…素晴らしい人物です。泣けたハーレクイン作品です。事故で両足のハンデをおったキャスリーンの足の傷をみて、彼女の今まで歩んできた道を知ったローガンが彼女の支えになろうとおもうシーンも泣けました。
絵に関しては、はやさかさんがコミックにしてくれて実によかったと思える作品です。
今まで読んだエマ・ダーシーのお話とはぜんぜん雰囲気が違い、ラブロマンスと言うよりも格調高く感じるのは、ヒロインの位置がオペラの声楽家ということだからだけでしょうか。とても品がよく、映画化されたら良さそうな素敵な作品だと思います。
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