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余の名はズシオ 2 [コミック(エース・ドラゴン)]

余の名はズシオ (2) (角川コミックス・エース)
余の名はズシオ (2) (角川コミックス・エース)
木村太彦

久し振りに2巻の感想です。まとめて書けないほどこの作品は深いので、1巻づつの感想をお届けしております。
さて、この2巻ですがしょっぱなの「YOKOKUHEN」から秀逸な描写で、それはもうこのカラーをふくむ8ぺーじだけを何度読み返したことでしょうか。この8ページにいわゆる「余のズシ」の宝石とも言えるものがつまりまくっているんです。そう、過激描写のすりかえとか、安易に血を流さない過激暴力シーンなどの説明。私はこの8ページで十分木村さんのグレードの高さを知ることになりました。
さて、この巻にもステキ新キャラがてんこもりです。まずズシオの馬「汁婆」(シルバー)。優駿といえばセキトバなのですが(これも個人的思い入れですが)この馬、二本足走行をするすごいキャラクター。リスがまたここでも登場。それから、ゴッデスの二人の娘たち。円グラフで表された心境が、今までにない描写でした。物語の展開は地下水脈から土石流…あの展開はもう大変ツボでラストつられてるズシオの円グラフも素晴らしい味付です。
次は行方不明だったズシオの姉アンジュの登場。このお姫様も、さすが姉。でも、1巻で血のつながりないとか言ってた?というのはさておき。女の浪漫で大暴れ。これが後のルリィエのズカに続く訳ですね。
皇帝ペンギンがユンケル飲んでるとか、この巻で最高のランキング一位が「領主バクト」ですね。ばくちで勝負をズシオとするんですが、すごろくのコマをお互い好きなことを書いて貼り付けるというゲームをするのです。
ズシオのコマはほとんどが「死ぬ」と書いてあったり…(読みながら肩が揺れるの必至です)。
そしてこのゲームのなかでバクトは「名前を永遠にぴよぴよと改める」と言うコマに当たり改名を。また領主からのおふれで領民たちにこれだ告げられるコマで大笑いするんですよ。もう腹痛いです。
ちょっと細かく書きすぎましたかね。あまりにも何度読んでも飽きない笑いが詰まってるので、この2巻もこの巻だけの感想とします。次回をお楽しみに。
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