白夜のナイチンゲール [コミック(KC・デザート)]
白夜のナイチンゲール (ポケットコミックス)
志摩ようこ/名木田恵子
凄い懐かしい作品。
古本屋でみつけたときには、思わず手をのばしていました。
何故って…当時雑誌「なかよし」で連載していたこの作品を、私は最後まで読んでいなかったからです。
ああ…そうだったの、そんなラストだったんだ。
これは、「僕は妹に恋をする」のさきがけ作品かもしれません。兄妹の禁断の恋がテーマになっていて、しかも兄弟でとりあいをする。もちろん、このお話のほうは兄妹というのを全く知らないで出会い、恋に落ちてから血のつながりがわかってしまうという悲劇。
それにしても、時代なのか今みたいに艶かしい描写はなく、純粋の恋を美しく残酷に描いているという部分がとてもいい作品です。
そういうのを多くベースで読んでいるせいかもしれませんね、下手な性描写が入っている作品を純愛扱いしていることに嫌悪感をもつのは。
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