ロマンスはお医者さまと

ロマンスはお医者さまと (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
上杉可南子/エイミー・デュバル

キャシーは動物園で働く優秀な獣医。だけどなぜか主任獣医ポールの前では失敗ばかり。ハンサムだけど冷血ゴーマン男のポールとは相性最悪のはずなのに、彼の熱い瞳に見つめられると思わずキャシーはときめいてしまう。そんな時、ポールにつらい過去があることを知る。キャシーは彼の孤独な心に寄り添いたいと思って…!?

原作はここまでコメディタッチじゃなかろうからこの作品の面白さは上杉さんの勝利ということなのかな？いや…コメディという以上にもうこれはギャグですヨもしもし？という感じも盛りもりなお話でした。キャシーが大分まんがちっくな性格に描かれているせいで幼く見えてしまうのが少々勿体ないんですが、それ以上にポールとの恋愛も薄口になってしまってる部分もあるなあと思ってしまいます。私の場合はこのノリが面白いと思えたのでこの作品は有りです。従うだけの恋で苦しんだキャシーは、次は自分らしさをなくさない恋愛をするっていってポールと反目している。でも恋は止められないと泥酔して死んだ妻に謝罪をするポールに人違いされたまま抱かれるのはどうなの？愛で彼を癒して包んだのであって従うだけの恋とは違うと言うのね？…うーん、絶対惚れた弱みじゃんかっておもってしまったです。（笑）でも告白後のベッドでの会話は可愛くて好きです。セリフにもでてきたけど、10代の恋人たちみたいで可愛い。こういうのは上杉さんにしか描けない雰囲気のような気がします。獣医さんという設定のハーレは他にも原作の方でみたことがあるんですが、コミックは初めてかな。原作は読まんとこうかな…たぶんだいぶん違うような気がするので…。

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