ロイヤル・ミッション（ヴァシュミラの至宝 ２）

ロイヤル・ミッション (ハーレクインコミックス・キララ)
宮本果林/スーザン・カーニー

ヴァシュミラ王国では国王ニコライとエリカの結婚式が執り行われた。ニコライの弟アレックス、妹ターシャも結婚パレードに参列していたところアレックスとターシャが狙われ狙撃されてしまう。かすり傷ですんだもののアレックスは変装して国外へしばらく身を隠すことにする。しかし国内に残ることを選んだターシャにニコライはボディガードを雇うことにした。CIAからきたハンターはターシャがいままで出会った男性にはないタイプで、圧倒的な魅力をもっていた。彼はターシャの警護とアレックスの影武者をするという。全く兄に似ていない彼が影武者？ニコライは驚くようなことを告げる。「ハンターの教師役」を頼んだよと。アレックスお兄様の仕草からプライベートにいたるまでを私が彼に教えなくてはいけないなんて。そして彼と関わるたびに胸がときめくの止められないなんて…。

「ロイヤル・ターゲット」のつづき、ヴァシュミラの至宝シリーズの2作目です。今回のヒロインは国王ニコライの妹ターシャとそのボディガード役ハンター。
ターシャ可愛い（涙）こういう女性も実は好きなんです。一見おしとやかであって芯がつよくていざという時には行動的。また長い黒髪をポニーにしている髪型が凛々しい。こういう髪型って子供っぽく見えるんですが、彼女にかぎっては初々しさが強調されていて逆にいい感じです。宮本さんすばらしい作画ですｖ
「ロイヤル・ターゲット」を読んだ時にターシャをもっと子供っぽい感じに捉えていたんですが、今回のを読んで全くその印象が間違いだったと思わされました。内面がとても成熟してハンターに恋をしているの？という疑問が浮かんだ時も浮かれてはいけないと自制心を示したり、彼を愛していると自覚した時には全てをもって彼を悩殺する（爆）という行動派。このギャップが素晴らしく魅力的です。そんな彼女の魅力に始めからまいっていたハンターが勝てる訳ありませんよね（ニヤニヤ）
事件がらみのお話ってどうしてこうも読み応えがあるんでしょうねえ。ストーリーとても面白かったです。今回の事件も謎ときを失敗した私（笑）だめだわー。
さて、次はアレックス王子の番ですが彼のお相手はどんなヒロインなんでしょうか。楽しみです。

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