花嫁になる日 [コミック(ハーレクイン)]
花嫁になる日 (ハーレクインコミックス・キララ)
伊勢崎とわ/ジェニファー・ドルー
親友ルシンダの結婚式でテスは学生時代に憧れていた同級生コールと再会した。関わりはあったものの、彼女の秘めた思いは彼にはもちろん秘密だった。コールは1年以内に結婚しないと彼に渡るはずの株の売却をすると祖父に脅されていた。祖父はベイリー・ベビー社の会長で株の売却は社長である彼の母の失脚につながってしまう。会社を継がせる罠だとわかっていても、これに乗るしかないコールは再会したテスに結婚相手となる女性の紹介を頼んでしまう。彼の笑顔に弱いテスはまだ思いが残っている自分を自覚しながら紹介することを了承してしまう。
久し振りになんかやんわり泣けました。(笑)おさななじみもの、そして地味な控えめヒロイン。大切にしたいというおもいが愛である事に気付いていないヒーロー。ああ…ツボ過ぎる設定です。
だってヒーローが天然のたらしなだけで(それもちょっとな設定ですが)傲慢とか酷い言葉をはくオトコじゃないんですもの。テスを大事にしている、友人としてというたてまえは過去に彼女に悪く思われた為の防御だったとか…かわいらしすぎるじゃないですか。さすがいいとこの坊ちゃんですね(爆)それに対して、ずっと自分に自信を持てなかったテス。魅力的に変身しても彼女もあのときにコールのセリフがずっとトラウマになっていたんですね。お互いのトラウマはお互いの存在でしか埋められなかったと言う所が凄い納得できて、時間がかかったけど幸せになってよかったなあと思えるラストでしたよ。
伊勢崎さんのこの作品、宙出版の方で掲載されたもののようですが、これからも伊勢崎さんハーレクイン社のほうで描いてくれるんでしょうか。私はすごく期待しています。この方の作品すごく好きなので。できれば、この作品の御兄さんの作品にあたるザックのほうもハーレクイン社の方で出してくれないかなあ…と思っています。
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