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情熱の予感(リヌッチ家の息子たち2) [コミック(ハーレクイン)]

情熱の予感―リヌッチ家の息子たち2 (HQ comics イ 1-4 リヌッチ家の息子たち 2)情熱の予感 (HQ comics イ 1-4 リヌッチ家の息子たち 2)
伊藤悶/ルーシー・ゴードン

オリンピアが取締役に就任してまもなし、彼女のカーティス社はイタリアのレオナーテ社に買収されてしまった。6年前に夫に裏切られ離婚した彼女は、以後仕事一筋に専念していまの自分を築いてきた。新しい経営者としてレオナーテの副社長プリモ・リヌッチがやってくるかもしれないという情報にオリンピアの鼻息は荒くなるばかり。負けるもんですか。絶対生残って見せる。産休代理で雇った秘書を待つ彼女のもとにハンサムな男性が現れた。ジャック・ケイマンと名乗った彼に対して興味を持った彼女は「まさか彼がプリモ?!」と疑うが綺麗なイングリッシュに落ちつきを取り戻す。しかし、その実彼女の目ききは当たっていて、彼こそがプリモ・リヌッチ。彼は本名を隠しレオナーテ社の社員として社内を見るためにオリンピアと仕事をともにすることになる。

リヌッチ家の息子たちの2話目。6人兄弟とは言えその複雑な繋がりは家系図がないとちょっと大変ですね。プリモはマンマ・ホープの元夫ジャック・ケイマンと今の父トニー・リヌッチの姉との間に生まれた子供で、本来ならリヌッチ家当主にとっては甥っ子という複雑な関係。
学生結婚までして尽くした夫が彼女に犯した罪。それは、お姫様になれるとだました罪。元夫のうらぎりで女性としての自信をすっかり失っているオリンピア。嘘偽りに傷つけられてきたオリンピアのこころを開くには真実しかない。しかし、真実を告げても自分は偽名を使っていることが既に彼女を傷つけてる。葛藤するプリモがとても可愛らしく誠実に見えます。傷つきたくないからもう愛することを拒否しようとする彼女。
プロポーズを破棄した彼を見送る彼女の中に繰り返される出会いからのプリモとの出来事。あの2ページのシーンは伊藤さんならではの表現で、あの2ページで彼女の心の壁が崩れ去るのがみごとに表現されている。あのシーンできが付いたらボロボロ泣いてました(笑)それこそあのページのオリンピアのように。
伊藤さん、プリモの髪型を色々あとがきで書かれていましたが、私はあの髪型はありだと思います。外国人のモデルさんでああいった髪型の人を見たことがあるんですが、スタイリッシュでかっこよかった記憶が。そのモデルさんとプリモがかぶって名前も知りませんがずっと彼のイメージでラストまで読みました。ちなみにオリンピアはなぜかサンドラ・ブロックでv
さて、次のお話も結構複雑な感じですね~楽しみです。
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