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ボスと秘書の十二カ月<キンケイド家の遺言ゲーム Ⅰ> [コミック(ハーレクイン)]

ボスと秘書の十二カ月―キンケイド家の遺言ゲーム1 (HQ comics ア 2-7)
ボスと秘書の十二カ月 (HQ comics ア 2-7)
藍まりと/エミリー・ローズ

社長秘書のタラが会社を辞めたのは、社長の息子ランドのせいだった。ふたりはつきあっていたが、将来を口にした途端、彼に別れを告げられ、タラは辞表を提出したのだから。
だが5年後、突然ランドがやって来て、亡き父の奇妙な遺言の条件を満たしてほしいと言う。できなければ彼が地位も財産も失うその条件とは、1年間タラが彼の秘書となること。
神様、これはチャンスですか? 1度は失った彼の愛を手に入れるため、タラは大胆すぎる提案を彼に申し出た!

キンケイド家の遺言ゲームの1作目になるお話。三人の子供たちの父親であるエベレットが死去して開封された遺言書はすべて一風変わったものであった。1年間その決め事をまもらなければ、3人のうち一人でもリタイヤしたらすべての財産はライバル会社に1ドルで売却されてしまうのだ。1作目の主人公は長男のランドと元恋人であり秘書のタラ。
タラが主人公として描かれているというよりはダブル主役みたいな話になっているようなきがしました。双方が問題を抱えて誤解と思い込みで5年のつらい年月を過ごしてしまった。タラは母の介護に、ランドは父親に本気で愛したらタラを寝取られたと思い込んで…。
全ての問題はお金持ちであることと亡くなった母の彼に植え付けた記憶が元になっている…金持ちはやはり怖い(笑)庶民には計り知れないことが多いな~。タラとランドがこの遺言書ですべてを取り戻せるように仕組んでいたとしたら、死ぬまでに何とかできなかったのかという気もしますよ…。まあ、5年前が最悪のタイミングならば、5年後が再生の最高のタイミングだったということなのですね。その5年が二人を精神的に成長させ、歩み寄らせたと…。復活愛があまり好きでない私ですが、ゲームというだけあって遺言書がちょっとした謎解きな感じがしてしっとりと楽しく読み終えました。とにかく、親父は罪作りな奴だ(笑)
藍さんの大人っぽくてしっとりした部分とコミカルな部分、とくに脚フェチな表現はとても面白かったです。なるほどだからあのウエディングドレスだったのですねと納得しまくりました。(笑)私は藍さんの心理描写の仕方がとても好きで、今回もそういうシーンがとても印象的で素敵でした。
さて…二作目は弟ミッチの遺言書ですね。感想はいつになるやら。(本は3冊とも去年手に入れているのですがなかなか感想がかけていません)
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