美しき同居人

美しき同居人 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
伊勢崎とわ/ローラ・ライト

結婚相談所のオープンを間近にひかえたマギーは、なかなか男性会員を獲得することができず頭を悩ませていた。そんな時、突然現れた魅惑的な男性ニックに「今日から僕が君の同居人だ」、と言われ・・・。祖母が勝手に賃貸契約を結んでしまったらしく、あわてるマギーだったが、相談所の広告塔になるという条件で、ニックとひとつ屋根の下で暮らすことに!?

伊勢崎さんの絵とノリが好きであつめはじめたんですが、やっとこれが手に入りました。あと１作で出てるぶんでコンプなんだな…（笑）
お堅い優等生の仮面をかぶったマギー。彼女の行く末を心配した祖母は一人の男性を彼女の同居人として勝手に契約してしまうのですが、それが思ったよりも素敵な男性でドキドキ。ニックは最初ぜんぜんお固くて魅力がないと思っていたのですが、からかったつもりのキスで彼女のことが気になり始めます。お互いがぜんぜん理想としていないのに、できれば結婚したくないと思っている人間であるのに、惹かれあってしまうあたりがハーレクインらしい運命の出会いなのかなとおもいます。
でも、マギーが恋人をほしくなくなる理由もニックが結婚に魅力を感じなくなってしまう理由も両方納得がいきます。いち早くその過去から抜け出したマギー。愛することを恐れるのはもうやめようと決意した以降の彼女がニックに魅力的すぎるのも当然です。彼女は彼を自分がいる世界へ連れ戻したかったんですから。父親との和解をすすめる彼女はまず彼が親との確執を乗り越えないと愛には向かってくれないと気が付いていたんですね。
最後の一悶着もハーレクインらしくて思わず笑えました。新聞屋め、やってくれる（笑）
マギーとニックのコミカルなやり取りは典型的なラブコメなのですが、これって原作通りなんでしょうか。もし伊勢崎さんの味付けなら、うまいなと思います。こういう二人がきゃっきゃやってるうちにお互いを求め合っていってしまうという話好きですから。
伊勢崎さん最近コミック書かれているのかな。雑誌を読んでいないので情報は皆無ですが、ハーレ社の方でも活躍してほしい漫画家さんの一人です。
とりあえず「花嫁になる日」のザック編をぜひ伊勢崎さんでハーレ社から出してください！ジェニファー・ドルーの原作も私大好きなんで是非描き下ろしで！（拝）

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