値札つきの愛(キンケイド家の遺言ゲーム3) [コミック(ハーレクイン)]
値札つきの愛 (HQ comics ア 2-9 キンケイド家の遺言ゲーム 3)
藍まりと/エミリー・ローズ
亡き父の奇妙な遺言により、1年間、ダラスのペントハウスにひきこもることになったナディア。門限は12時。友人に会うことも仕事も許されず、条件を破れば相続権がなくなるのだ。11年前に夫を亡くして以来、仕事や遊びで気を紛らわせてきたのに…。父は私を閉じ込めて何がしたいの? わからぬままに時は過ぎ2か月たったある日、ずっと留守だったペントハウスの隣人が彼女の前に現れた。が、その姿を目にした瞬間、ナディアはショックのあまり気を失っていた!
キンケイド家の遺言ゲームの3話目、ラストのお話でナディアがヒロインのおはなし。
11年前の事故ですべてを失ったナディアは、父親の遺言通りに生活を始めた矢先、死んだと聞かされていた夫の生存を知ってしまう。そして、夫のルーカスは事故のショックで離婚届にサインをした彼女の言葉を彼女の父エベレットに聞かされそれを信じお金を受け取ってしまう。
二人を別れさせるために張られた策略は何のためだったのか。
ほんとに、ナディアが話中で「くたばれたぬきおやじ」といっているけど、本当に親としてめちゃくちゃなことをしているなと…。それが結果オーライで3話とも「さすが親父はすごい」みたいなノリに見えるとこはちょっと納得いかなかったところです。(でも、そう思わされてしまうあたりは親父がすごいのではなくて作家さんがすごいのだと思うようにして納得しました(笑))
ルーカスがこれだけのことを乗り越えてきて、みんなすべてがむなしくなるというのはすごくわかります。結局は親父さんの掌の上でしたというオチは…お話的には面白くてもなんか腹が立ちます。あのラストのどんでん返しが藍さんの演出でなんかすごいいい映画を見たような終わり方になってる気がします。
藍さんまとめるのがうまいなあ…。
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