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愛しい嘘 [コミック(ハーレクイン)]

愛しい嘘 (ハーレクインコミックス・キララ)
愛しい嘘 (ハーレクインコミックス・キララ)
三浦浩子/ダフネ・クレア

冷徹なイタリア人実業家ザンドロ・ブルネレスキが、弟の遺児をひき取ることになった。そうさ、間違ってもリア・カメロンなどにこの子を渡すものか! リアは弟の恋人で、赤ん坊の母親だ。情緒不安定で、薬物の使用も疑われる信用ならない女だ。
だが、そのリアが息子を返してほしいと要求してきた。
彼女は以前とはどこか違う。澄んだ瞳、その女性らしい魅力に我知らずザンドロも惹かれていくが、リアの変化には決してザンドロに知られてはならない理由があって…?


一人息子のドミニク(ニッキー)を取り返すためにイタリアにやってきたリア。亡くなった恋人のリコの兄ザンドロはリアにニッキーは絶対返さないと告げる。食い下がる彼女に彼はブルネレスキ家に滞在いてニッキーが大切にされているのをみればといいと提案した。ことあるごとに対立をする二人だが、リアは敵であるザンドロに言いようのない情熱を感じ始めていた。そして、ついには本当のことがザンドロにばれてしまう。自分はリアとは双子の姉妹の姉カーラであることを。
前編と後編に内部で分かれているのでぜんぜんリアの違和感を感じずに読んでいてやられたと思いました。そうか~前編後編で掲載ならこういう手法でコミック化しないとだよなあ。でも、コミックの折り返しにカーラはリアの姉って紹介されてしまってるんですけど…orz
ほんと、登場人物の説明って結構目に入っているようで見てないものなんですねえ…。
ザンドロがニッキーに接するシーンがとてもキューンとくるんですよね。三浦さんがあとがきでも書かれていますが、子どもの好きな男性を結婚相手に選ぶ。これは絶対必要ですよね。愛があれば結婚生活がうまくいくというのはもうあれです。世間狭って感じなんですね。結婚するのに家族が増えることを好まない人っていますが、私は個人的にはその考えには全然共感はありません。以前の職場の先輩が、「子ども嫌いな人って結婚に向かない人だよね」って言ったことがありました。結婚に向かない人。男性女性関係なくそうだなあって私もそのとき思いました。カーラとザンドロはそういう家族を慈しむ考えが一緒だったのだなあとおもいました。イタリアの傲慢ヒーローを構えて読んでいたんですが、思っていた以上にザンドロいい男でした。いやもう、こういう旦那さんがほしいですね。(笑)
三浦さんの絵柄がまた大人っぽくて二人のプラトニックな部分がとてもうまく表現されていてよかったです。おかげでこの作品手放せない一冊になりました。
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