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森のフェステリス [コミック(ホビージャパン)]

森のフェステリス (ホビージャパンコミックス)
島田ひろかず

ティリニアシリーズの1作品であるこの本は1993年発行。裏表紙の折り返しに島田さんの写真が載っていて初めて拝顔した。この前後だったっけな…日本SF大会でお目にかかれて幸せだったことを思い出す…あの時もお気に入りのピンクハウスのお召し物でしたね…。
さてさて、この作品は連載だったのかな?私は単行本になってから購入したのですが、あとがきにコミックマスターのバックナンバーのことが載っているのですが…やっぱり連載していたのかな。コミックマスター…今でも古本屋で見つけたらほしい本があったりするんですけどね…。
表紙の画像がどこを探しても見つかりませんでした。まだ密林に本のページが残っていただけすごいといえます。
この作品はティリニアの歴史の中の1作品ですが、単発作品として楽しめるものにもなっているのでぜひご覧いただきたい作品です。

こっそり城を抜け出し森で迷ってしまったザイラルの第一皇女アリーサ姫は、偶然出会った少年に助けられた。家に連れ帰ったファルは同居するリデアに少女の正体を問い詰める。アリーサの名をきいてリデアは驚いた。自分たち一門を亡き者にしたザイラル。ファルは先代の皇女の末裔だったのだ。

ティリニアの作品は剣と魔法。そしてお家騒動話がほとんどです。めちゃめちゃ暗い話とあっけらかんと進むものとがありますがこの作品はそんなに暗くはありません。アリーサが可愛いのとファルが実は皇子ではなく皇女であるという秘密がらみでサブキャラクターがとてもユニークに描かれていたりする部分があるからです。そのユニークな部分が島田さんの好きな部分であったりするんですが、キャラクターの表情や動きがとても好きです。そしてストーリー展開もすごく好みなのです。ちゃんとハッピーエンドになっていますしね。
過去を乗り越え未来へ幸せをつなげていくという作品が多いところが大変気に入っています。
私はファンタジーといえば島田さんの作品がイコールになるほど一時期はまり込んでおりました。今でもかなりの比率そうなので、自分がオリジナルの作品を考える時に多く影響を受けているなあと思うことがエピソードに入ってきます。きっとずーっと抜けられないと思います。それほど島田さんの作品は魅力的なのです。

この本の最後にティリニアワールドガイドというページがあります。歴史年表とそれが描かれた作品が載っています。さらに用語辞典に種族や地理、登場人物などの説明もまとめられています。魔法についても書かれてあるのが嬉しいです。この年表によると「魅猟龍人」の作品と時代が同じになるのですね。
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