ねぇ、誰にもヒミツだよ

ねぇ、誰にもヒミツだよ (マーガレットコミックス)
椎葉ナナ

椎葉さんが小学館から集英社へ移られて二冊目の本。やっぱり椎葉さんの短編は秀逸だわと粒ぞろいの収録作品たちを愛でてしまう私。好みの話もそうなんだけど、気持ちの表現の仕方がすっごく好きなんですよねえ。
それに、ちょっと新鮮な題材だったりシナリオも結構レトロのようで新しい感覚も入ってて、どれも可愛い恋愛になってるところがいいなあ。
表題作の「ねぇ、誰にもヒミツだよ」とか「モノローグ・モノクローム」とか特に最後に収録されている「悪魔が来たりて」なんてえのはもう椎葉さんにしか描けない作品だよとかまで思ってしまった。
いいセンスしてますよね。私は最近の漫画全般に置いて作品名のつけ方にちょっと疑問を持っている人だったりします。まず、長すぎるのはもう飽きた(笑)それと、題名と内容の絡みがおかしくないか？と頭をひねるものも結構あったりするのです。漫画の題名って結構大切なものですよ。その題名を見て作品を読んでなるほどなあと思わせるものは、作者のセンスがいいなと感じます。
椎葉さんってそれがちゃんとできている人のようなきがするんですよね。

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