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地味メガネの手の上 [コミック(フラワー)]

地味メガネの手の上 (フラワーコミックス)
地味メガネの手の上 (フラワーコミックス)
佐倉紫露

佐倉さんにとって2冊目の単行本みたいですね。というか、私この方をこの本で初めて知りました。店頭でちょっと見ない作風かもと思って手に取って戻せなくなって買ってきました。
この本には6つの作品が収録されているのですが、その中で「愛なんて知らない僕たちだけど」という作品をちょっと気に行ってしまったのです。
元々は表紙と題名に惹かれて手に取ったのですが、表題作は…思ったような好みの作品ではなかったのです。でも、「愛なんて~」がじわりじわりくる作品だったので、どうしても欲しくなって買ってしまいました。
この作品は親同士の意向で勝手に決められた許嫁という間柄をいきなり知らされた高校生の美紀。しかも相手は同級生の怜太。なんとなく苦手だと感じていた相手が将来の旦那さまと知らされてから、意識しまくりの二人の日々は緩やかに近づいていく。
始まりもしてない恋愛にいきなりゴールを突きつけられる。結婚や恋愛があこがれや夢の域をでていない彼女にとってそれはとても生々しくて衝撃的だったに違いない。その彼女がどうして彼と距離を縮めて行けたのかはぜひ読んでいただきたい部分。ふたりともの純粋な部分に痛痒い気持ちにさせられてしまいました。
彼らの後日話が6話目に入っている「愛を知り始めた僕たち」。これ7ページのかきおろし作品なんだけどとてもかわいらしくてやられてしまいました。
これ以外に収録されている話もどれも今までフラワーで読んできたがっつり恋愛とはちょっと違う雰囲気で、まだデビューコミックスを読んでいない私としてはそれがすごく気になっていたりします。
タグ:佐倉紫露
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