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そよ風のノーラ(オーチャード・ヴァレー三姉妹物語 3) [コミック(ロマンス・ミッシイ)]

そよ風のノーラ オーチャード・ヴァレー・三姉妹物語 (ハーレクインコミックス)
そよ風のノーラ (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
狩野真央/デビー・マッコーマー

オーチャード・バレーの森の中に、一台のセスナが墜落し大破した。乗っていた男性は重症で、ノーラの勤務する病院に救急搬送されて来たのだ。残骸の中から身元を証明するものを見付けて彼女は愕然とした。彼の名はローディー・キャシディー。彼女の姉ヴァレリーの勤めていた会社の社長だったのだ。ノーラは、ヴァレリーが仕事をやめる時に彼に言われたことばを知っていた。彼は姉の結婚を止めさせる為にここへ来る途中事故にあったのだろう。彼は自分をヴァレリーに選んでもらいたかったのだとノーラは思っていた。憐れに感じていた彼女は結婚式を抜けだし、彼についていたときにやっと目を覚ました。第一声が「君は僕の守護天使?」。ノーラは結婚式に出席していたローズ色のドレスを来ていたのだ。ヴァレリーの妹だと告げ、結婚式を抜け出してきたというと、ローディーはショックを受け再び意識を失ってしまう。ノーラは体だけでなく心も傷ついた彼を心底可哀想に思ってしまう。

ローディーのコドモぶりは、大変面白かったです。頭がキレるひとって、ある部分子供だといいますが正しくそれですね。だだっこのコドモをあやすようなノーラの優しさ。3姉妹の中でも一番慈愛深いのかなと感じます。二回の拒絶のあと、ノーラの元を去ったローディーに再び彼女が会いに行き話し合いをしようとするところからのセリフは、一つ一つがガツンガツン心にくるものばかりです。ビジネスの交渉と同じ方法でノーラの心を獲得しようとしていたローディーに再び考える余地をあたえ、ノーラは愛を彼との未来を獲得します。一番受身に見えた彼女が、姉妹の中で一番戦った恋愛だったきがしますよ。3姉妹全てに言えることですが、自分の幸せ真正面から向いあって、押すばかりではなく自分の非もみとめ直しながら相手の心を動かしていく。そのときに伝えなければいけない言葉を感情的になって見失ってはいけないということが言われている気がします。
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