吸血鬼ハンター“D” [小説(その他ノベル)]
吸血鬼(バンパイア)ハンターD (ソノラマ文庫 (225))
菊地秀行
この小説に出あったのは、もうかなりむかしです。アニメになりましたよね。
当時TMネットワークのファンであった私は、彼らの歌がテーマソングになったアニメということで、この小説を読んだんですよ。朝日ソノラマ文庫のDシリーズの記念すべき1作目なんです。
菊地秀行先生の文章は難しい漢字が一杯出てくるので、とても勉強になります。当時よく辞書も引きました(マジで)ホラーとかが苦手だったはずなのに、なぜかこの作品にはめちゃめちゃはまりました。というのも、この作品の挿絵を天野喜孝さんが担当していたからというのが一つの理由。もう一つは、Dと少女ドリスの彼への淡い恋心話が非常にツボだったこと。
Dがこの姉弟のもとから去って行った時のこの姉弟の会話がすごく好きだったからです。
ドリスは人を好きになることを知って、自分が女性だと言うことを思い知らされてしまったというのです。もう、強く一人では生きていけないと。そんな姉を、今度は弟が男の立場で支えながら旦那を探してやると姉にいうのです。
愛を知って女性は弱くなるというくだり。なんだか、勉強させられたなあって思ったわけでして。
原作を先に読んだせいで、ロリっぽいアニメのドリスには拒否反応が出てしまいましたが、ラミカはイイ感じだったかなと思いました。声優さんも、Dは今は亡き塩沢兼人さん。ミステリアスな雰囲気にうっとり。ドリスは山田映子さんではなかったかな…わすれちゃった。パンフレットさがそうかな。
この1作目を読んだおかげで、続きをしばらく読んでいたんですがほぼ忘れていたりします。
本はあるので、読みなおしたらまたここに書けるといいなあと思います。
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