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三つのブランコの物語 [コミック(KC・デザート)]

三つのブランコの物語 (KCデラックス)
三つのブランコの物語 (KCデラックス)
原ちえこ

わが青春の1冊といえる原ちえこ先生のコミック文庫。その昔連載当時にすごい好きで、今でも雑誌を切り取ってこの3部作は持っているほど。
三つのブランコの物語は3姉妹のおはなし。カトリーヌ、キャシー、キャロラインのそれぞれ個性が違った3姉妹の恋物語を描いているのですけど、ほんとうにすごくいい。母を早くなくした家庭に、父親と3人の娘という家族構成。長女でしとやかで女らしいカトリーヌ、男勝りで活発なキャシー、末っ子らしく甘えたでかわいいキャロライン。それぞれが恋する相手はいつも父親がハラハラする相手で、それでも娘たちの幸せを願っている父と姉妹だからこその思いやりや気遣いが暖かでとてもいいです。
単純に3姉妹だから3つのブランコなのかとおもっていたんですが、ラストのキャシーの章で幼なじみのジミーが語るブランコの思い出がイコール家族の話と繋がってるのもなるほどと当時思った事でした。原先生がそれを意としていたのかはわかりませんけど。
今、原先生はハーレクインコミックをよく描かれていますけど、それがどうしてぴったり絵柄とか雰囲気がはまるのかがよくわかる一冊でもあります。まあ、原先生は過去に描かれているオリジナルはヒストリーものが多く(フォスティーヌとか虹の伝説とか)、正しくハーレクインのヒストリカルまんまともいえる世界がお好きなようです。
私がハーレクインコミックにはまる理由も、この辺りに原点があるような気がします。

2009年に、また新しく出た様ですね…
三つのブランコの物語 (講談社漫画文庫 は 3-15)
タグ:原ちえこ
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