舞い降りたヴィーナス

舞い降りたヴィーナス (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
アリスン/デビー・マッコーマー

二人の子供をかかえるシングルマザーのアビー。大変な生活の中、彼女は職を失うのと家賃値上げと言う二重のトラブルにみまわれていた。そんなとき、新聞でとある募集告知を見て驚く。若い女性を募集する告知は、仕事は図書館司書、採用されれば土地つきの一戸建ての家までもらえるという。問題はその勤務地がアラスカであること。場所を知って怖気づく彼女だったが、子供たちの同意もあり面接を受けみごと採用される。二人の子供を連れてアビーは勤務地であるアラスカ州のハードラックからの迎えを待っていた。そこに現われたのは颯爽とした素敵な男性だった。
ときめきながら挨拶をしたアビーをみて驚く男性は「雇ったのは独身女性だ。これは詐欺行為だ！」と声を荒げて彼女を罵った。なんなのこの男？！

…ほんとになんなの？！だよ（笑）
アリスンさん、表紙でちょっと勿体ないことしてるかもです。わたし、凄く表紙の絵のアビーが幼く（小学生？！父子家庭なの？この絵はって思いこんでいたんです！）見えてしまってて、それでずっと買うのを躊躇っていたのです。ところが、原作を知ってる方に聞くとシリーズの１作目だというしデビーさんだし、怖いものみたさ（？）で、いざなかを拝見してみたらとっても素敵なおとなの女性に描かれていました。どっちかって言うと裏表紙の絵のほうが、中の絵と近いですよね。（それでもちょっと幼すぎますけど）
ハーレクイン、中身の見本を置いてくれてた方がもっと買う人増えるかもです…。
（少なくとも原作を知らないコミックスは表紙だけで買うと失敗が多かったりするので結局買わないほうがおおかったりするのです）
アビーがハードラックで採用された本当の理由を知ったあとから、ヒーロー・ソーヤがあたふたし出すのがとてもいい感じです。二人の子供（スコットとスーザン）がとても可愛らしくて、アビーが彼らをとても愛しているというのがおはなし全体から伝わってきます。シングルマザーの力強さが凄く解る本でもあります。ああ…また読みたい原作が増えた。この原作じつはシリーズものの1作目になります。
でも,…続きは違う漫画家さんで描いて欲しいかなあとおもいました。アリスンさんごめんなさい。

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