永遠の契約

永遠の契約 (エメラルドコミックス ハーレクインコミックス)
そねはらすみこ/サラ・クレイヴン

幸せな結婚を夢見るエイドリアン。しかし、フィアンセのピアズは彼女を裏切って大量の借金を残して他の女性と逃げてしまった。そんな時に手を差し伸べてきた人物、彼は彼女の幼なじみで家政婦の息子だったチェイだった。彼は大富豪になり困っている彼女に融資の申し出をして来たのだ。その条件をきいたエイドリアンは思わず叫んでいた。
「それって、まるで、あなたの愛人じゃない！！」

今回から、内容をさらりと書くようにします。結構取っ掛かりを随分書いてるのもあるので、読みたい人には申し訳ないかも。ということで、この話ですが。エイドリアンとチェイの幼い頃の描写がたまらなくかわいいんです。
そねはらさんの絵は、以前の作品でかなり描写技術の高い人だと思っていたので、今回の本も大満足です。
お話がけっこうほのぼのと言うよりは厳しい内容なので、いろいろな隠された秘密がひとつ解るたびに、エイドリアンがチェイへの警戒を解いていき昔抱いていた恋心が蘇っていくところはみていて泣けてきます。もっと早く幸せになれるはずだったのにねえと呟かざるをえません。

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