オイレンシュピーゲル

オイレンシュピーゲル (角川コミックス・エース 237-1)
曽我部修司/冲方丁

冲方さんのライトノベル原作をコミック化したという情報だけでしたが、例によって曽我部さんの絵が気になってこの本を購入するか迷っていました。結局某所で全て読ませていただいたので、とりあえずは未購入のままです。
表紙の可愛い女子３人組の一人一人を主人公にした３話分が収録されているこのコミックですが、あとがきにもあるように原作の１巻目を全て描けた訳ではないとのこと。
なるほど…。あとがきから読んでしまうということを久し振りにやらかしていたのですが、有りだったなと思いました。
このお話はえらく設定が凝っているし、かと言って過去のキズによる悲壮感漂うみたいな感じでもなく、３人のキャラクターのそれぞれのプロローグなのだなという印象を受けました。
原作を読んでいない為に、細かいことまではわかりませんが、私は曽我部さんの躍動感有る絵には大変満足致しました。おかげさまで原作にも大変興味をもったので、コミカライズに関しては成功だといえる部分がある気がします。（某密林のレビューでは原作のファンの方からいろいろなコメントが寄せられて折りましたが…。興味のある方はそれもありなのでお読みになって見てください）
冲方さんのお名前は書店のポップでよく見たりしていたので、人気の有るかたなのだなという認識だけでした。私自身ここ１０年くらい先細りでライトノベルを読まなくなってしまっていたので、昨今の人気作家さんをあまり知らないのです。また久し振りにそちらのジャンルも読みたくなってきました。

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