純白のウエディング [コミック(ハーレクイン)]

純白のウエディング (HQ comics―Passion Romance (ア2-01))
藍まりと/ダイアナ・パーマー
17歳のあの夜。恋人の死という残酷な知らせに、悲しみに心ひき裂かれていたナタリーをなぐさめたのは、隣家のマッキンジーだった。年上の彼はこれまでナタリーに無関心のようだったのに、たくましい胸に抱きしめてくれ、熱くふるえる口づけでナタリーに我を忘れさせたのだった!
ただ1度のキスなのに、まるで全身に彼の刻印を残されたかのような衝撃を受けたナタリー。そして彼は言った。
「忘れるな。このつづきを君に教えるのは僕だ」
藍さんのハーレデビュー作品になるこの本。当初なぜか絵柄に惹かれず購読を避けてしまったのを今頃悔やみつつ(笑)ゆっくりと集めております。
さすがデビュー作であるだけに力が入っているなあと思う部分が随所に。子供過ぎたナタリーに自分の情熱を若さのままにぶつけなかったマッキンジー。ダイアナ・パーマーさんの原作にしたら懐広くやさしいヒーローだなあと私は思ったんです。確かにいろいろと彼女に思わせぶりなことをしたり言ったり、状況が変わったと言って突放したり、挙句には妹の嘘をうのみにして町を追い出すようなことを言いましたから酷い男となるのですが、なんでなんでしょうか。藍さんの構成のせいでマッキンジーの印象が悪くならずにすんでる感じがあると思うんですよね。キャラクターの表情など感情の描写がとてもすばらしいんですもん。(涙)ヴィヴィアンもわがまま娘なんだけど、なぜか憎めない。この作品にはよく対抗馬で出てくる嫌な女がいないんですよね。
お蔭様で原作を購入するか否かで現在悩み中です。
今現在、あと2冊藍さんの作品を入手しているのですが、もうすこし読みこんでから感想書きたいと思います。
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