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宿命の舞踏会 [小説(ハーレクイン)]

宿命の舞踏会 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
宿命の舞踏会 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)
シルヴィア・アンドルー

社交シーズンのある日、ウィンターセット卿は丘の上で少年の変装をしたセリーナという美しい女性と出会った。何度か一緒に遠乗りに出かけるうち心を奪われ、いずれ舞踏会でドレス姿の彼女と会える日を楽しみにしていた。数週間後、ウィンターセット卿は出席した舞踏会場に十三年間待ち続けていた宿敵が現れたと聞き、燃え上がる復讐心に胸を引き裂かれた。弟を翻弄し死に追い込んだ女とは、いったいどんな妖婦なのだ?琥珀色のドレス姿で男性客の注目を一身に浴びるその人物を見て、彼は言葉を失った。

シルヴィアさんの作品はコミックスでいくつか読んでファンになりました。いいですよね~ヒストリカル。この作品も大変面白かったので一気に読んでしまいました。男勝りなヒロインの魅力にメロメロになる偏屈ヒーロー(笑)傲慢というべきなのかもしれませんが、この時代の男性はこうなるよう育てられている人もおおいんでしょうねえ。
複雑な人間関係と嘘と家族の名誉を守るためにたくさん傷つけられてきたセリーナ。その彼女を憎みながら生きてきたジェームズ(ウィンターセット卿)が彼女の名前を聞いて態度を変えても仕方ないのかな…。でも、あの嘘は酷過ぎましたからね…。沢山の人を傷つけ人生を狂わせ、生まれた子供の人生も狂わせようとした。本当に自分のことしか考えない最低の女性でしたねあの母親は。
シルヴィアさんの作品には男勝りな女性、自分勝手な女性、傲慢な融通の利かない男性、卑劣な悪漢などさまざまな人の役割がはっきりしていて面白いです。原作のヒストリカルは本自体が分厚いしなかなか読めないかと思っていたんですが、すごく一気に読めてしまいましたので、コミックではいろいろ読んでいますが原作の方をもっといろいろな本を探して読んでみようかと思います。
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