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愛ゆえの迷宮(リヌッチ家の息子たち 6) [コミック(ハーレクイン)]

愛ゆえの迷宮―リヌッチ家の息子たち6 (HQ comics イ 1-8)
愛ゆえの迷宮―リヌッチ家の息子たち6 (HQ comics イ 1-8)
伊藤悶/ルーシー・ゴードン

シーリアは盲人というハンデに屈することなく、ダイビングや会社経営に挑戦し、好奇心旺盛に人生を楽しんでいる。恋人のフランチェスコはそんな彼女が心配でならず、彼なりの愛で縛ろうとする。
「わたしは不自由でもかわいそうでもない。どうして生き方まで否定するの?」燃えあがった無防備な情熱はお互いを心底傷つけあい、ふたりは決定的な別れを告げる。愛だけで生涯をともにすることはできないの…?
イタリアの名門6人兄弟の大河ロマンスとうとう完結――!!

今回がシリーズの最後のお話なんですが、コミックが出る前に待ちきれずに原作の方で読んでしまっていたのでその後にコミックを読みました。
今回のヒロインは盲人というハンデを持つ女性ですが、好奇心旺盛で人生を楽しもうと前向きに頑張っています。しかし、彼フランチェスコは彼女の行動が狂喜に満ちて自暴自棄に見えてしまうのです。もっと自分を大切にして危険なことをしてほしくない。でも、その気持ちは愛ゆえのものだったのに、最終的には彼女を束縛するだけになってしまい二人は別れることになってしまいました。その際に彼女が言った言葉が彼の過去のトラウマとつながってしまいます。
リヌッチ家のマンマの華々しい経歴によって兄弟たちの様々な人生が生まれたわけですが、彼の人生はちょっと他の兄弟よりもシークレットなんだなって感じですね。本当の父親が誰なのか。その辺りで見てしまった悲しい過去。忘れていた過去。それが巡り巡ってシーリアとの関係で癒されて解放されることになるとは。そして、彼女も自由奔放に生きることは素晴らしいが、彼を愛してかけがえのないことが世界にあることを思い知るわけですから…。愛だけで生涯を共にすることはできないの?という問いかけが裏表紙に書いてある答えがちゃんと描かれていてよかったです。
伊藤さんシリーズ完結お疲れ様でした。最後まで読めてとてもよかったです。このシリーズ、原作は最後の1巻しか手に入れてないのでお目にかかったら読みたいなと思いました。そして、最後のホープとトニーの二人の数ページはやはり必要なページでとても素晴らしかったです。
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