ボディガードは偽りの婚約者

ボディガードは偽りの婚約者 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
宮本果林/リタ・ソーヤー

平凡に生きてきたハーリーは、ある日突然、自分が大財閥の令嬢だと知らされる。財産を狙う親族の陰謀を避けるため、魅惑のボディガード…マイケルと偽装婚約をすることになり、その優しさに惹かれてゆくハーリーだったが、実は彼の正体はライバル企業の御曹司で…!?

天涯孤独だと思っていた世界に祖父が現れてから１年、ハーリーは突然ボディガードを雇うと言われて困惑する。その理由は母の信託財産の相続について彼女をよく思わない人からの妨害を避けるため。想像できることを防ぐために祖父が雇ってくれたのだ。ところがそのボディガードのマイケルは祖父からハーリーの身を守るためにとっさの嘘で婚約者だと発言されてしまう。そんな折に実際怪我をするような事件が起こり自分の身が狙われていることを実感したハーリーはマイケルの身を案じて解雇を願い出るのだった。
庶民として育った普通の感覚のハーリーは祖父の思いを受け止めるために上流社会に入ることを決めるのですが、本当にけなげでいい子です。まあ、それに比べてお金の亡者である親族の存在。
マイケルの正体は想像していなかったのでちょっと驚きでした。そういう設定はまさにハーレクインですね(笑)
そして彼のラストの告白…律儀なやつだなあ(笑)という感想でした。
宮本さんの作品も作家買いになっています。ボディガードものという点でもジャンル買いです。ヒーローヒロインの立ち姿がすごく好きです。そして独特のセリフの言い回し方もお気に入りです。

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