情熱のヴェネチア [コミック(ハーレクイン)]
情熱のヴェネチア (HQ comics ハ 1-1)
原ちえこ/キャサリン・ジョージ
倹約家のローラは久しぶりの休暇をとって、ひとりロンドンからヴェネチアに飛んだ。空港には、親友が手配してくれた出迎えが待っていた。ドメニコという名前のヴェネチア生まれの男性…ロマンチストの彼は、この街の案内役にうってつけだった。陽光あふれる運河、迷路のような路地、歴史の香り漂う街並み。ドメニコの案内する街は魔法のような魅力に満ちていた。そして、ふたり一緒に観光名所をめぐるうちに、いつのまにかローラは恋におちていた…!?
まじめなOLローラの旅は自尊心を満たすための旅でもあったのでしょうね。今まで一生懸命働いてきて自分でここまで来たという達成感。だからこそ彼が彼女に対してした好意を好意であると受け止めることができなかったのでしょうね。なんだか、そこの部分にとても共感してしまった私。
私も実はおごられたりするのがとても嫌いな性格。可愛くないのはわかっているのですが、なんか居心地が悪くなってしまうのです。それでも随分と気持ちに応用力が付いたので、彼女のようにお金を返してやるというようなことをすることはありません。お礼はしますけどね、必ず。
ドメニコが身元を明かさなかった理由は納得が行きましたけど、彼女と結婚したいとまで思っていたのならフェネラの結婚式での言い争いは彼の方がうまく諭せなかったのかなとちょっと思ったりしました。
この作品はハーレクイン社がコミックを発行し始めた初期の作品。発行人がまだブレンダさんになってるのがちょっと懐かしいです。
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