執事たちの沈黙 5

執事たちの沈黙 5 (フラワーコミックス)
桜田雛

作品の前に、一言。
カバーの前折り返しにある和巳さんの怪盗キッドのこすぷれイラストだけでもうクラクラクラ～！！！

相変わらず椿ちゃんのわがままっぷりに振り回されている和巳さん。そして諦めわるい割に印象薄い白鳥くん（笑）気の毒な執事ーズ…大人だから分別があるだけというか、自制心があるのをあんないい方（笑）ほんとに毎回思うんだけど、椿ちゃん好きになれない。
ヒロインなのになあ…共感できるとこが少ないからだろうな。でも、あまりにも和巳さんが年齢の割にピュアに彼女のことを守ってるのが可愛らしくて読むのを止められない。クズ自覚してるような人なのに、そういう人って自虐意識持ってる分ほんとはピュアなんだよねえ。椿ちゃんのお母さんが言ってた優しいクズに女は弱いってやつだわ。
大人になろうとして和巳さん踏み台にしようとするとか、もう人として矯正すべきとこありすぎなんだとおもいつつちょっと改善の兆し？あの夜以降、椿ちゃんが夢見る恋（歳三への気持ち）から本当の恋（和巳への思い）に変わってきているところが見えてきてる感じなのかな。
後半二人のデート（？）おでかけのあたりすごく良かった。椿ちゃんは、ようやく正しい道を見つけたのかな？…わがままお嬢様から、普通のかわいいわがままくらいになってくれるのはいつなのかなあ…。それと、今回和巳さんの実家の話がちらりと出てきたんですが、これって伏線ですよね。どうなるのかなあ。６巻楽しみにしています。（本誌を買わず単行本派です）

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執事たちの沈黙 4

執事たちの沈黙 4 (フラワーコミックス)
桜田雛

４巻ですね
ああ…箱根のやばいお泊り旅行の続きでしたよね。
執事さん…いや歳三さん（笑）は思いのほか椿ちゃんに振り回されてストレスたまってますね。ここで気を使ったのが裏目に出て、何かを感づいたパパに執事さんの方がえらい目に…。
まあ、ほんとにこの二重生活は頭いい人じゃなきゃこなせないレベルというか…詐欺師レベルですよね…いや、やってることは詐欺師なんだけど。
元々自己保身の為に歳三となって椿をとりなしてたはずなのに、どんどん執事と歳三との差が縮まってる気がします。だからこそなんだろうけど、椿ちゃんに歳三と和巳が手を組んで恋を応援してると椿ちゃんにおもいこませたりね。だんだん自己保身よりも、椿ちゃんを傷つけないため、さらには自分の心を偽るためが目的になってる気が…。
えっと、新キャラ登場なんですが、白鳥とかいて　スワン　くんですか？
え。ええ…わかってます。桜田さんのこういうセンスが私大好きなんです。もう、それもめっちゃかわいい男の子だけどバカっていうのもごちそうさまです。椿ちゃんぞっこんの白鳥くんは歳三のことを調べ上げたみたいだけど、同一人物っていうのは気が付かないんですね。（いや、こういうところも素敵馬鹿です）
番外編の子供の頃の椿ちゃんの話はほっこり。二人の積み上げた絆の一端を見るようで、いい話でしたが、その後の入っている短編があいも変わらず酷い男の話で（笑）
落差激しくてほんと、桜田さんの良さをそこでまた見た気がしました。５巻早めに読みます。

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ニセカレ(仮) 2

ニセカレ(仮) 2 (フラワーコミックスアルファ)
安タケコ

好きになったら終わりという契約恋人のはずが、関わっていくうちにどんどんと佐久間のことが好きになってしまった七海。でも自分の嬉しいところに届く気持ちがどんどん増えてしまって困る七海ちゃん。だよねえ…これ、落としにきてるに決まってるよ（笑）
策士佐久間くんにしてやられたというか、接点のない相手を自分に振り向かせる為の強硬手段だったわけですよね…はあ…よかったよ七海ちゃんが騙されたとか言い出さなくて。まあ、好きになってしまったんだから当たり前かねえ。
ようやく両想いになってちゃんとお付き合い始まったわけだけど、七海ちゃんの過去の上司黒木さんが帰ってきて急接近。七海ちゃんは過去のことを引きずっているから怖い上司って感じで仕事がんばるーみたいに思ってるけど、どうやらいい先輩だけじゃなさそうなのを見抜いてるのね佐久間くん。男のカンなのか（笑）ふふ…火花散ってますよね。実際七海ちゃんの窮地に際して宣戦布告的な問いかけしてくるし、ああこれ、泥沼突入ですか？
今回の二人のやり取りで、付箋のメッセージにめっちゃじたばたしてしまいましたよ。もう、なんか二人とも可愛らし過ぎる！！！（こういうの実際やってるの実は見たことあんだけど、大丈夫引かなかったし羨ましいと思わなかったけど、漫画ではウラヤマと思うのはなんでなんだろうねえ）
黒木さんはこの先もなんかちゃちゃ入れてきそうな気がしますね。
それにしても、毎回思いますが、安さんの男性キャラはもうヒロインちゃん好き好きでメロメロなんが本当に可愛いですよね。４コマ毎回楽しみポイントです。
同時収録の「特上の愛をひとつ」ホストと定食屋の看板娘のお話。翔くんがあまり感情を表情に出さない人なんでん～？と思ったんですが、やっぱりメロメロ路線でした。ごちそうさまです。

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執事たちの沈黙 3

執事たちの沈黙 3 (フラワーコミックス)
桜田雛

３巻ですな。んんん、完全に落ち取るじゃないですか執事さん(笑)
２巻ラストでこっぴどく振って終わったはずなのに、罪悪感重い執事さん。椿ちゃんは椿ちゃんで、離婚した母親の元へ外泊しちゃって、それに落ち込む旦那様がめんどくさいことに…。むかえに行った先で元奥様である椿の母親からは、すべてお見通しなことを言われてしまってスルー必死。どうやら彼自身も傷ついているようですね。さらに椿ちゃんを苦しめた人に発動する呪いが発動したようです…(笑)
わらっていいのかもう、これはもう…自業自得のような呪いですな。酷い目に遭い過ぎじゃないですか和巳さん。もう一人の自分に恋するお嬢様に嫉妬しながら、歳三の時には執事に嫉妬する…これはもう無限地獄ですじゃ（語り部爺）
呪いが解けた途端に箱根旅行当たるって…とことん執事さん業が深いのですね…。
３巻まで読んできてほんと、和巳のクズさが酷いというのが前面でしたけど、椿ちゃんの恋愛脳。これが恋愛脳なのですね…。彼の為に何かしようとするところはとてもかわいいんですが、ちょっとキツイですな。お友達が少ないのもなんか解ります。気性が激しいのがちょっとつらい。
いよいよ次は４巻ですか。次はどんな災難が和巳さんに降りかかるんでしょうね？（期待するとこそこ？）
同時収録に「太郎くんは歪んでる」が収録されています。温泉に来た二人。おいおい・・・という話(笑)

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執事たちの沈黙 2

執事たちの沈黙 2 (フラワーコミックス)
桜田雛

２巻ですね
お嬢様の歳三さん熱はどんどん上がっているようで、身バレの危機も乗り越えたようですが、執事の和巳さんはなんだか揺らぎながら椿ちゃんを意識してますね。
２巻では発熱した和巳の介護に来た椿ちゃんに成長を実感してしんみりしながら、やっぱり心が揺れ動いているね。彼女を見つめる表情はどんどんと切ないものが含まれくる。主従関係だからと、ありえないと思っていた感情をお互い持たないようにしていたんじゃないのかなあと思わせるシーンがいくつも。その証拠に最初は歳三さんに恋に恋するかんじの椿ちゃんが、学校の友達にちやほやされる和巳にヤキモチ焼いたりね。彼女に下衆な男を見せつける彼はそうする自分に傷ついてる感じもあるんですよねえ…。
シリアスな２巻のラストなのに番外編ではめちゃめちゃ笑わせてくれるし…。桜田さんは緩急狙いで来ますね。この落差がこの作品の好きなところでもあります。いや、これは桜田さんの良いとこですよね。
同時収録の黒猫リリィはファンタジーなのですか？いうか、たぶん百合話なのですよね？
世界狭くて私にはよくわかりません。
帯に声優さんの吉野裕行さんがコメントがのってますが、彼に和巳役やってほしいですねえ…。

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