ゆれる白い花

ゆれる白い花 (EXコミックス)
龍牙翔

龍牙翔さんの本を買ったのは、実はこれが最初。ゲーム「シエスタ」でキャラデザをしていたのを見て可愛いなあと思ったのが最初だった。で、漫画も描いているという話を聞いてHPやネットでしらべてみると、あらら…成年向けだ。
とはいえ、こちとら成年などどっぷりとつかる年齢。いままでいくつかも読んできていることもあって、普通に書店で購入。（勇気いらんのかと友人に笑われたが、そんな気にする必要あるんか？と当時思っていたのですが）
ああ…あの、これ短編集なんですが、痛いものがいくつか。痛いというのは痛点的に痛いものと設定やなんやかんやが痛いというものがありますが、その両方。女性が描いているということを踏まえて買った割には、くどかったというか…。成年向けだからそれでもいいのだろうけど、やっぱ私は女性なのだなと実感した本でしたね。
申し訳ないが全年齢以外は無理なんだろうなあ～（それが普通か）

タグ：龍牙翔

さよならカーマイン

　さよならカーマイン かがみあきら作品集

かがみあきら

かがみあきらさんを知ってから、彼の本を買いあさった。まあ、…作品内容はロリータやらいろいろあったので当時の掲載雑誌を買うわけにいかず(笑)コミックになっているものばかりだったけど。当時ロリータ系というかブリッコとかレモンピープルあたりの掲載物が載っているコミックのコーナーに２０歳前後の女性が本を漁っているっておもえば笑えませんね。当時は必死に集めていたのですがね。この本はかがみさんが少女漫画に傾倒していた時代のカットやらぶーけに投稿した作品やらが収録されています。時代を反映してか、SFとクラリス（カリオストロの城）の絵も大変多いです。カット以外の漫画作品は主にアニメックにて掲載された作品で、笑えることにほぼ掲載時読んでいたりします。
当時の私はどれだけかがみさんの絵にはまっていたのかというと、この本からコバルトの久美沙織さんの作品の挿絵をやっているということを知り、コバルトなんて当時新井素子さんしか読まなかったのに探して購入して読んだというほどです。（内容はあまり共感するものはなく印象が特にありませんでした。作品名は「」薔薇の冠　銀の庭」）当時のコバルトにまで手を出すとは、当時の私の頭が相当湧いていた(笑)ということがわかります。
かがみさんの作品には出渕さん、米田さん、河森さんの名前が出てきたりしてその交友のほどを知ることもできたりするので面白かった。そういえば、池上遼一さんの「星雲児」のメカデザで出渕さんとおなじく仕事されていたということもこの本で知りました。この本の最後にかがみさんの年表がのっているのですが、思えば２６歳で亡くなるなんて本当に残念でした。きっと彼が生きていたら、ガンダムあたりに名前があがっていたのかもしれません。この本も一生手元において置く本の一冊です。

タグ：かがみあきら

イルカトイレ

イルカ トイレ (キュピリちゃんのラブコメ・ファンタジー)
いがらしゆみこ/名木田恵子

こ…これ。画像がないのがすごく残念！！
すごく懐かしくて思わず書いてしまったけど、私が幼少のころとある場所で連載されていた小説です。それの挿絵をいがらしさんが書いていて、ストーリーはざっくりとしか覚えていないんですが、その可愛らしい絵が目的で切り取ってほぞんしておりました。
（連載先や時代を書くとおもいっきりトシバレなので、わかる人にはわかるということで伏せます(笑)）
密林で本が出ていることを知った時に、ラストがどうなったっけと必死に思い出そうとしました。でも、ストーリーとかキャラの名前はもう絶対無理。ゆうに二桁昔の記憶なので…。
それでも、「なかよし」愛読者で、キャンディキャンディが大好きだったというために思いっきり食いついておりましたね。確かトイレと海がつながっていてイルカが出てくるという話だったと思います。思えば、お話は童話みたいな感じだったな。
懐かしすぎるので当時を思い出してもう一度読んでみたいです。
私が切り貼りしてた記事どこにしまったのかな…。引っ越した後の話なので、確実にまだどこかにあるはず…。

タグ：いがらしゆみこ

十年愛

十年愛 1 (1) (パインコミックス)
藤原ひさし/倉科遼

書籍化してたんですねえ…。倉科さんの原作でたまたま携帯コミックサイトを見ていたらこれをみつけて、その衝撃的なあらすじにひかれて結局読んでしまいました。「十年愛」といえば、すぐに田中美佐子さんや浜田雅功さんのドラマのほうが出てくる私ですが（笑）その同じ名前のせいでこの作品を避けて通れる訳ありませんでしたよ。

高校サッカーで決勝点を逃した弘也は、学生のヒーローから一転して激しいバッシングを受ける。弘也を想い続けてきた麻里は、自暴自棄になりかけた弘也を救うため、自分の処女さえ捧げて尽くす決心をする。
芽生え始めた2人の愛の前には、数奇な運命が待ち構えていた───

しょっぱなからヒロインが酷い扱いされてそれでも彼のことが好きという一途な純愛がだんだんと実を結び初めるころ、弘也の家が倒産、父の自殺と追いこまれて彼は彼女を置いて町を出ていく。実は麻里のほうも継父に襲われかけるという問題を抱えていて、彼を追いかけて町を出て行くことになる。
次に出会った時、弘也はホストに、麻里は風俗嬢として同じ歌舞伎町で働く人間となっていたのだというおはなし。
当初のあらすじで気になって読み始めたのが止められなくなってしまいました。可哀想なヒロインの扱いがちょっと…。でも愚かであっても純粋な気持ちには変わりないのだと、あまりにも、報われない彼女がどうしあわせになるのかが気になって読みつづける事になりました。両想いになる前までの彼女の苦痛の日々が同性としてあんまりな状況で辛かったんですが、その両思いになってからのラストまでの展開も、そして奇跡的なラストも…正直このての展開の作品で泣くとは思いませんでした（笑）（いや、泣かされたわ。これほどはまっていたとは自分でも思いませんでした）
成人コミックでもよいのではとおもうくらい性描写が赤裸々に描かれています。18禁としても良いのかなあとおもったんですがどうでしょうか…。
そういえば、映画化もされているんですよね。
映画はR指定が１８らしいんですが、私はこちらはさっぱり見ていないので知りません。
（１８指定なので映画はリンクを貼るのを止めておきます）

タグ：藤原ひさし 倉科遼

コスプレ探偵

コスプレ探偵 (マンサンコミックス)
宮崎摩耶/倉科遼

この作品を知ったのは、倉科遼さんの原作！ということではなく、「ああ探偵事務所」が終わったあとに探偵ものの漫画が読みたいなあとインターネットで検索したところ見つけたというのがきっかけです。
携帯コミックでちらりと見たことがあったんですが、結構な青年向けだったのでどうしようかなと思いつつ、いやいや倉科さんの原作だから絶対面白いはずと思って書籍になった時に購入を決めていました。

リオは高校を卒業したばかりの18歳。兄とその親友が作った探偵事務所で秘書兼探偵をしている。事件がらみで兄は亡くなり、天涯孤独になった彼女はコスプレ大好きで常になにかのコスプレを使って事件に取り組む。兄の親友である柳町所長のお尻を叩きながら健気に日々コスプレ探偵として精進している。

コスプレ探偵…「ああ探偵事務所」の作中でも変装をするという部分で探偵さんはコスプレ？といわれることもするんですかね…。や、詳しくは解りませんが。
この本には事件としては2つの話が収録されていますが、どっちの話も面白いと思います。コレで終わりなのがちょっと勿体無い感じもします。メイドカフェに出てきたおたくのお兄さんとか、ナースのエリカさんとか、他の作品でもみたいようなキャラクターでしたからその話限りというのは残念でした。
青年向けである為意味なくリオのパンチラが随所に出てきますし、所長はセフレのキャバ嬢と目を憚らずエッチ三昧だし…まあ、コレはサービスカットとして私はスルーですが（笑）そういうページが思うより結構あるのがなんとも。（別にストーリーとは全く関係ないのにページが多い所がさすがです。これ成年向けにしなくて大丈夫なんですか？って思いましたくらい）
リオちゃん、所長に貧乳言われてますがそんなことないですよね。十分だと思うのですが…。スタイルよくなかったらナースもメイドもチャイナも似合いませんて（コスプレする為にダイエットする人結構おるんですヨ）
作画の宮崎さんの絵は初めて見ましたが、女の子がとっても可愛いです。非常に描写が上手いし見せ方も迫力があります。あまり描写がエロ過ぎなければ（笑）他のコミックにも注目したいなと思っています。（既刊の作品はエロさがてんこもりらしいのでパスします…）

あと、これ映画化されているらしいのですが…。
ちょっとリオちゃんと所長がイメージ違うので私的には残念…。

タグ：倉科遼 宮崎摩耶